「真剣に検討する必要がある」 無冠阻止のためにモウリーニョを緊急招集すべきとバイエルンOBが主張

現在はフリーのモウリーニョ氏 photo/Getty Images

残るタイトルはCLのみ

3月30日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはブンデスリーガ第27節でボルシア・ドルトムントと対戦し、0-2で敗れた。この敗戦によってブンデスリーガ首位のレヴァークーゼンとは勝ち点差13となり、リーグタイトルの防衛は極めて難しい状況となった。

既にDFBポカールでもザールブリュッケンに敗れて3回戦で敗退しているバイエルンにとって、現実的に見て狙えるタイトルはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)だけとなった。同クラブは、今月9日にアーセナルとの準々決勝1stレグに臨む。

しかし、現役時代にバイエルンで活躍し、現在は解説者を務めるディートマール・ハマン氏は、イギリスの衛星放送『SKY』の番組内で、トーマス・トゥヘル監督が指揮を執る現状のバイエルンではアーセナルに勝つのは難しいと予想し、トゥヘル監督に代わってジョゼ・モウリーニョ氏を招聘すべきと主張している。
「アーセナル戦での勝利が困難であることは、ドルトムントとの試合を見れば明らかだ。シーズンの最後の数週間だけのために、もう一人新しい監督を呼ぶということを真剣に検討する必要がある。多くの候補者がいるが、私はモウリーニョのことを考えている。彼についてどう評価するかは人それぞれだが、チェルシーでは選手達から好かれていた。専門分野に関しては素晴らしい人材だ」

また、バイエルンからのオファーは、今年1月にローマの監督を解任されて以降フリーとなっているモウリーニョ氏にとっても魅力的なものであるはずだとハマン氏は予想している。

「モウリーニョにチャンピオンズリーグで優勝できるようなクラブからまたオファーが来るかどうかということについて、私は懐疑的な見方をしている。だから、『8週間や10週間でもいいからやる』と彼がバイエルンに言う姿が私にはイメージできる。上手く機能すれば、彼にさらに1年間続けてもらえばいい。とにかく今はチームに刺激を与えなければならない」

シーズンを無冠で終えないために荒療治が必要というのがハマン氏の意見のようだが、果たしてバイエルンの首脳陣も同じ考えのもとモウリーニョ氏の招聘に向けて動くのだろうか。

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