クラシコ勝利もレアル・マドリード内部で指揮官への不満が鬱積 「自分のことをグアルディオラだと思っているようだが…」

レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督 photo/Getty Images

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チームは好調で首位快走

レアル・マドリードは26日(現地時間)にラ・リーガ第10節でバルセロナと対戦し、キリアン・ムバッペ、ジュード・ベリンガムのゴールによって2-1で勝利した。

レアルは『クラシコ』と呼ばれるバルセロナとの伝統の一戦を制し、彼らとの勝ち点差も5ポイントに広げて首位をしっかりとキープした。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズでも目下3連勝中で5位につけていて、昨シーズンは逃したトップ8入りを十分に狙える好位置につけている。指揮官として就任1年目のシャビ・アロンソ監督が率いるチームは、順調のように見える。

しかし、アメリカメディア『The Athletic』が報じたところによれば、チームの内情は決して順調と言えるものではなく、シャビ・アロンソ監督に対して不満を募らせている選手が何人かいるという。
彼らがシャビ・アロンソ監督に対して不満を募らせる最大の要因は、前任者であるカルロ・アンチェロッティ前監督との方針の違いにあるようだ。

選手の自主性を重んじていたアンチェロッティ前監督とは対照的に、現指揮官は体力向上のために強度の高いフィジカルメニューを多く取り入れると同時に、緊急の場合を除いて選手とチームスタッフ以外の練習場への出入りを禁止するなど規律面で厳しいルールを幾つか課している。これに加えて映像分析を交えた個別の面談も頻繁に行われている。

こうしたシャビ・アロンソ監督による新たな試みを何人かの選手は歓迎していないどころか、周囲に不満を漏らしているようだ。『The Athletic』によれば、ある選手は以下のように語っていたという。

「監督は自分のことをグアルディオラ(現マンチェスター・シティ)だと思っているようだが、今の彼は単なる『シャビ』に過ぎない」

先日のクラシコでは途中交代を命じられたヴィニシウス・ジュニオールが指揮官の采配に対して不満を露わにする場面があったが、彼と同じように不満を募らせている選手は他にもいるようだ。

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