千葉を悲願のJ1復帰へ導いた“不敗神話” カルリーニョス・ジュニオがゴールを決めればジェフは負けない

徳島戦で決勝ゴールを挙げたカルリーニョス・ジュニオ photo/Getty Images

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ジェフがいるべき場所に

ジェフユナイテッド千葉は13日、明治安田J1昇格プレイオフ2025・決勝で徳島ヴォルティスと対戦。引分け以上で昇格が決まる状況ではあったが、ホームの大きな声援を背にしっかりと1-0の勝利を収めた。この結果、17年ぶりに悲願であったJ1復帰を決めている。

そして、長年J2でもがき苦しんできた千葉を救ったのが、ブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオだ。プレイオフ・準決勝の大宮アルディージャ戦でも、3点ビハインドの中で71分にゴールを挙げ、大逆転劇(4-3で勝利)への反撃の狼煙を上げていた同選手。決勝でも圧巻のドリブルやキープ力で違いを見せつけ、69分には値千金の決勝ゴールを決めてみせた。

今年2月に清水エスパルスを退団し、千葉へ移籍したカルリーニョス・ジュニオ。今季のJ2では30試合に出場し、10ゴールを記録している。さらに、彼がゴールを決めた試合で千葉は7戦無敗。負けないどころか、全ての試合で勝利を収めている。そして、先の大宮戦に、今回の徳島戦。1シーズン通して「カルリーニョス・ジュニオがゴールを決めれば負けない」という“不敗神話”を続け、見事千葉をJ1へ導いたのだ。
カルリーニョス・ジュニオは試合後、涙ながらに「自分の力でなんとかネットを揺らすことができましたけど、ただ、この勝利というのはジェフに関わるみんなの努力が報われた結果」や「ジェフがいるべき場所に、少しでも力になれたことをすごく嬉しく思います」と述べていた。

来季のJ1は、2005年以来21年ぶりに現存する「オリジナル10」が勢揃いする。その中で、千葉も“ジェフらしさ”を発揮し、多くのファンを魅了したいところだ。




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