上田綺世のヘディングは197cmのオランダ代表FWベグホルストよりも上手い エールディヴィジ得点王レース独走のサムライはW杯でオランダの脅威に

フェイエノールトで絶好調の上田 photo/Getty Images

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オランダの解説陣も唸る活躍

6日に行われたエールディヴィジ第15節のPECズヴォレ戦でも4ゴールを記録し、現在エールディヴィジ得点ランキングを独走するフェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世。ここまで15試合で18ゴールと、試合数を上回るペースで得点を量産している。

この活躍をオランダサッカー界はどう見ているだろうか。先日行われた2026W杯組み合わせ抽選会にて、日本代表とオランダ代表はグループFに入ることが決まった。両国はグループ初戦で対決する予定で、オランダサッカー界としてもエールディヴィジ得点ランク首位を走る上田は見逃せない存在だろう。

上田はクロスに合わせるのも上手く、前線で体を張ることができるセンターフォワードだ。その強さに驚いたと語るのは、現役時代にアヤックスやPSVでプレイした元オランダ代表選手のヴィム・キーフト氏だ。
今のオランダ代表には197cmのサイズを誇るアヤックスFWボウト・ベグホルストもいるが、キーフト氏は上田のヘディングがベグホルストより強いと評している。

「それほど悪い抽選結果とは思わないが、日本は手強い相手だし、ここしばらく彼らはかなり調子が良いよね。しかもグループ初戦だ。上田は常に動き回っていて、ヘディングも巧みだ。はるかに背の高いベグホルストよりヘディングが上手いよ。彼には本当に驚かされたね」(『VoetbalPrimeur』より)。

もちろんエールディヴィジのリーグレベルについて考える必要はあるだろう。オランダ代表の最終ラインに並ぶのはリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク、トッテナムDFミッキー・ファン・デ・フェン、アーセナルDFユリエン・ティンバー、インテルDFデンゼル・ダンフリース、ブライトンDFヤン・ポール・ファン・ヘッケなど5大リーグのトップクラブでプレイする選手がほとんどだ。

高さ、スピード対応、経験値など全てが一級品で、今のオランダ守備陣を攻略するのは簡単ではない。しかし上田がエールディヴィジで成長しているのも確かで、上田の動き出しや得点感覚はオランダにとっても脅威となるはず。このあたりの駆け引きはW杯でも注目ポイントの1つになりそうだ。



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