もう田中碧をスタメンから外す理由はない 僅か“290万ポンド”で獲得したサムライがリーズのヒーローになる時「リーズ史上最高のバーゲン補強の1つ」

リーズでプレイする田中碧 photo/Getty Images

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チェルシー戦&リヴァプール戦のゴールで英雄に

今月3日のチェルシー戦、続く6日のリヴァプール戦と立て続けにゴールを奪ったリーズ・ユナイテッドMF田中碧の評価が上昇している。

田中は昨季リーズの主力としてイングランド2部からの昇格に大きく貢献したが、今季は序盤戦で負傷離脱していた期間があり、復帰後もスタメンから外れるケースが数試合続いた。

9月はウォルバーハンプトン戦で7分間、ボーンマス戦で3分間、10月もバーンリー戦では9分間しか出番が与えられず、理想的なスタートとはならなかった。
しかし英『Football Fancast』は、もう田中をスタメンから外す理由はないと直近2試合のチェルシー戦&リヴァプール戦での働きを絶賛している。近年のリーズはDFジョー・ロドン、イーサン・アンパドゥ、そして現在バルセロナで活躍するFWハフィーニャなど比較的安価で優秀な逸材を獲得してきたが、同メディアは僅か290万ポンドで獲得した田中もそのリストに入る選手だと評価している。

「デュッセルドルフからこの日本人MFを引き抜くのに支払った移籍金は僅か290万ポンド。これは破格の値段であり、リーズ史上最高のバーゲン補強の1つに数えられる。そして今や田中は重要な局面でファルケ(監督)が頼れる冷静な選手となった。リヴァプール戦での終了間際の同点ゴールにより、彼の実力は証明された。彼は適切な場所に適切なタイミングでいたのだ」

「彼はまた降格の危機に瀕するリーズにおいて、チェルシー戦でもヒーローとなった。昨季はマヌー・ソロモン、ジョエル・ピローといった選手が昇格に貢献した選手として称賛を浴びたが、ジャーナリストのベンス・ポクサックが過小評価されていると評する田中は今や毎試合先発する準備が整っており、田中のファン層も確立されてきた。ハフィーニャとは異なり、田中は今後もチームに残留してくれるだろう」

まだまだ安心できる位置ではないが、リーズは現在プレミアリーグ16位だ。2部降格の危機がある中、実力的には敗戦濃厚だったチェルシー&リヴァプールから勝ち点を拾えたのは大きい。それに田中は大きく貢献したことになり、リーズが残留を勝ち取った際にはこの2試合での田中の活躍はターニングポイントの1つに挙げられるはずだ。







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