解任危機のシャビ・アロンソ しかしレアルのレジェンドOBは「上手く行っていないのは選手達。監督ではない」と擁護

レアルのシャビ・アロンソ監督 photo/Getty Images

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直近の公式戦7試合で2勝のみ

10日(現地時間)、レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節でマンチェスター・シティと対戦する。7日のラ・リーガ第15節セルタ・デ・ビーゴ戦に0-2で敗れるなど、直近の公式戦で勝ち点の取りこぼしが目立つレアルにとっては負けられない一戦となる。

とりわけシャビ・アロンソ監督にとってこの試合は極めて重要だ。スペイン紙『MARCA』など複数の現地メディアによれば、セルタ戦後にレアル首脳陣は緊急会議を招集し、そこで指揮官の進退問題も議題として取り上げられたという。シティ戦に敗れれば、一気に監督交代となる可能性もある。

しかし、1980年代にレアルで2度のリーグ優勝などに貢献し、現役引退後は同クラブの監督も務めたホルヘ・バルダーノ氏は、現在の不振の原因はシャビ・アロンソ監督ではないと見ている。スペインメディア『Movistar Plus+』のインタビューに応じた同氏は、以下のように語っている。
「私はシャビ・アロンソのことを優秀な指導者であると思っている。上手く行っていないのは選手達。監督ではない」

「レアル・マドリードには幾つかの慢性的な問題がある。例えば今のチームは相手にプレッシングを仕掛けることが困難になっていて、それにはチーム内の雰囲気や意欲、モチベーションが関係している」

「マドリードの前線の選手達は非常に危険な存在ではあるが、今の彼らでは守備で相手との最初の戦いを制することが難しい。そしてそれがチーム全体に影響を及ぼしている」

キリアン・ムバッペやヴィニシウス・ジュニオールといった前線の選手達の守備意識の欠如がチーム全体の足を引っ張っていて、それこそが不振の最大の要因であるというのがバルダーノ氏の見解のようだ。

ボール支配率で劣勢に回ることが予想されるシティ戦では、前線の選手達がどの程度守備で貢献できるかが結果に大きく影響してくるかもしれない。

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