今季6試合出場のブライトンMFが24歳で突然の現役引退を発表 遺伝性の病気でサッカーを続けることができず

ムウェプが現役を引退 photo/Getty Images

ザルツブルクから加入したムウェプ

ブライトンの主力だった男のキャリアの終了はあまりにも急だった。昨季、ブライトンで頭角を現したザンビア代表MFのエノック・ムウェプが現役を引退することを発表した。

母国のクラブを経て2017-18シーズンにザルツブルクのBチームにあたるFCリーフェリングへと移籍。ザルツブルクでもプレイすると、2019-20シーズンにはオーストリア・ブンデスリーガで25試合4ゴールを記録する。翌年には29試合5得点1アシストとキャリアハイを更新し、2021-22シーズンからブライトンへと加入した。

プレミアリーグ1年目ながら18試合に出場したムウェプ。ボランチやサイド、センターバックでもプレイできるオールラウンダーは、ブライトンの貴重な戦力となっており、今シーズンもここまで6試合に出場していた。
しかしブライトンは10日、ムウェプが現役を引退することを公式発表した。現在ムウェプは遺伝性の心臓病を抱えており、これ以上サッカーを続けることは、心停止の恐れがあるようだ。ザンビアからオーストリア、プレミアリーグまで上り詰め、現在24歳とこれからキャリア最盛期へと向かうはずだったムウェプにとっては非常に無念であるだろう。

ムウェプ自身もSNSで引退を発表しており、「悲しいことではあるが、医療機関から忠告を受けてスパイクをしまうことに決めた」と思いを綴った。さらに今後についても「サッカーとの関わりを断つ予定はなく、これからも関わっていきたい」と明かしている。

まさかの引退となったムウェプだが、健康が第一であることは間違いない。彼の第2のキャリアが、よりよいものなるように願いたい。

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