ワンプレイのクオリティが高すぎる! シティ、ハーランド+フォーデン弾で難敵パレスを下し首位アーセナルを追撃

2得点を挙げたハーランド Photo/Getty Images

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鎌田は足を痛めて途中交代

プレミアリーグ第16節、クリスタル・パレスとマンチェスター・シティの対戦が行われた。

両チームともタイトなマークを見せボールの落ち着かない立ち上がりとなるが、パレスは素早いトランジションからマテタやサールのフィジカルを活かして手数をかけずにゴールに迫る。17分にはラインの裏で長いボールを収めたピノがゴール正面からシュートに持ち込むが、クロスバーを直撃した。

23分にも鎌田からのスルーパスにサールが抜け出し、シティゴールを脅かすパレス。一方ライン間をなかなか突けないシティはボールの入れどころを探すが、ボックスに侵入できない時間が続く。しかし先手を取ったのはシティ。41分、マテウス・ヌネスのクロスにハーランドが打点の高いヘディングで合わせ、先制に成功する。
その後マテタとドンナルンマがボックス内で交錯するシーンがあるも笛は吹かれず。パレスは速攻から7発のシュートを放ち、終始シティを脅かすも無得点で前半を終えた。

後半も開始早々の48分に高い位置でボールを奪ったウォートンがポスト直撃のシュートを放つなどパレスは強度を緩めない。51分にも裏へ抜け出したサールにパスが出てそのまま独走するが、切り返したところをオライリーがクリアしてシティはピンチを脱する。

シティのチャンスも次第に増えていく。57分には間で受けたチェルキからのパスをもらったラインデルスが右からシュートを放ち、ヘンダーソンを脅かす。ヘンダーソンは右足一本でこれをストップした。

パレスはマテタを下げてエンケティアを投入し、同点ゴールを狙いにいく。しかしアクシデントが起こり、鎌田が太ももの裏を押さえて交代を要求。ヒューズへの交代を余儀なくされる。すると69分、プレスで奪ったところをチェルキがドリブルで引きつけてフォーデンへパス。フォーデンは左足を振り抜いてネットを揺らし、シティに追加点が生まれた。

73分にはハーランドめがけて長いパスが出されるが、ここはラクロワが強さを見せて押さえ込む。パレスはクラインを下げてウチェを投入し攻撃的な形にシフト。80分には左からチャンスを作り、サール、ヒューズが続けざまにシュートを放つがブロックに阻まれる。

リチャーズのロングスローからチャンスを作るなどゴール前での圧力を高めるパレスだが得点には至らず。逆に88分にカウンターでサヴィーニョの独走を許し、ヘンダーソンがボックス内で交錯して倒してしまう。PKが指示され、これをハーランドが決めて勝負あり。ホームのパレスに押されながらもワンプレイのクオリティの高さを見せたシティが勝ち点3を得て、首位アーセナルをぴったり追撃する形となった。


[スコア]
クリスタル・パレス 0-3 マンチェスター・シティ

[得点者]
マンチェスター・シティ
アーリング・ハーランド(41、89・PK)
フィル・フォーデン(69)


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