リーグ7点目を決めブンデス得点ランキングでは4位に ボランチ起用の鎌田大地に独紙は「これ以上求めることはできない」と称賛

今季は得点力が光る鎌田大地 photo/Getty images

得点力が開花した今季の鎌田

フランクフルトは30日にホームでボルシア・ドルトムントと対戦。前半失点するも鎌田大地のゴールで追い付き、1-1で試合を折り返した。しかし後半ジュード・ベリンガムにゴールを許し、1-2で敗れることになった。リーグ戦ではボーフム戦以来の黒星となる。

日本代表の鎌田はマリオ・ゲッツェが加入したこともあって今季は一つポジションを下げたボランチでプレイしている。展開力と守備力が光っており、シャドーの位置でも発揮されていたボールを落ち着かせる能力の高さはドルトムント戦でもチームに貢献していた。

今季の鎌田は得点力が開花しており、ドルトムント戦で沈めたミドルシュートはリーグ戦7点目のゴールとなった。2ゴールを記録したレヴァークーゼン戦以来の得点であり、ブンデスリーガの得点ランキングではバイエルン・ミュンヘンのジャマル・ムシアラと同じく4位となっている。トップはライプツィヒのクリストファー・エンクンクの9ゴールとなっており、このまま得点力を落とさなければ得点王に輝ける可能性もある。
「クールでセンス溢れるパフォーマンスだった。プレイからは知性が感じられ、引いた位置からチームを支えた。ミスがなく、力強いシュートを決め今季通算11ゴール目。これ以上のパフォーマンスを鎌田に求めるのは難しい」

独『Frankfurter Rundschau』では同点ゴールを決めた鎌田をこのように評価している。ボランチでの起用ということもあっていつもよりは低い位置でプレイしており、ビルドアップや出足の早い守備からチームを貢献している。どちらも高水準であり、守備面では鋭いタックルからボールを奪う場面もあった。インターセプト2回、3回のタックルを成功させており、ボランチとしての守備強度は十分に高い。

試合には敗れたが、鎌田は継続して高い評価を得ている。フランクフルトも5位と上位を維持しており、ミッドウィーク開催のCLグループステージ最終節スポルティングCPでは勝って決勝トーナメント進出を決めたい(データは『SofaScore』より)。

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