ジャカにとっては忘れられぬ思い出 アーセナルでのアルテタ監督との出会いを振り返る 「彼はサッカーを全く違う視点で捉えていた」

サンダーランドでプレイするジャカ photo/Getty Images

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7年間アーセナルに在籍

プレミアリーグ第11節アーセナル戦を前にサンダーランドでプレイするMFグラニト・ジャカは古巣アーセナルでの思い出を『The Athletic』にて振り返っている。

2016年夏から2023年夏までの7年間アーセナルで過ごしたジャカ。同クラブでは公式戦通算297試合に出場し、23ゴール29アシストをマークしている。そんなジャカは同メディアのインタビューにて2019年にアーセナルの指揮官に就任したミケル・アルテタとの思い出を回想。特に初日の出来事が忘れられないという。

「ミケルが来た最初の日のことは決して忘れない。練習場には大きな部屋があって、椅子がいくつか置いてあったんだけど、椅子があちこちにあって、本当に混沌としていたんだ」
「彼は建物で働いていた全員をこの部屋に連れてきて言った。『みんな、外から見るとお前たちはこう見える。めちゃくちゃだ』と。そこで全員が椅子を取って正しい場所に置き、彼は言った。『毎日こうであってほしい』とね」

「『すごい、初日からもうこんな基準を設定するのか』と思ったよ。その後は、トレーニングや準備運動、調整、回復といった面でのメンタルや基準を築いていった。彼は優秀な人材を集めた。彼と働くのは信じられないほどだった。だって彼はサッカーを全く違う視点で捉えていたからね」

アルテタが初日に残したインパクトを振り返ったジャカ。また当時同選手は移籍を検討していたというが、アルテタの説得もあり残留。同選手は「2019年にミケルが来た時、彼は私を完全に変えたと言える。人間として、ピッチ上でもピッチ外でもね」と語っており、アルテタがいかに大きな影響を与えたかを明かした。

今夏サンダーランドへ移籍し、プレミアリーグに帰ってきたジャカ。昇格組ながら現在4位につけるチームで欠かせない存在になっている。「間違いなく特別な日になるだろう」と古巣対戦を前に語ったジャカだが、恩師とアーセナルを前にどんなプレイを見せてくれるのか、楽しみだ。

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