直近10試合で7敗、フェイエノールト指揮官V・ペルシーの評価が割れてきた「クラブではフラストレーションが溜まりつつある」

フェイエノールトを指揮するファン・ペルシー photo/Getty Images

続きを見る

首位PSVとも差がついてきた

14日に行われたエールディヴィジ第16節でアヤックスと対戦したフェイエノールトは0-2で敗れてしまった。立ち上がりは優勝争いをリードしていたフェイエノールトだが、気付けば首位PSVとは9ポイント差がついた2位だ。

徐々に指揮官ロビン・ファン・ペルシーにもプレッシャーがかかってきている。ヨーロッパリーグの戦いも含めると、フェイエノールトは直近10試合で7敗を喫している。

オランダ『Algemeen Dagblad』のミコク・グーカ記者は現時点でファン・ペルシーの立場は大丈夫としながらも、今の状態が続けば危なくなると解説している。
「クラブではフラストレーションが溜まりつつある。現時点での解任はないと思うし、クラブの誰もその判断を下す勇気はないだろう。しかし今の不調が続けば、ファン・ペルシーも失脚することになる。アヤックスに負けるのはとてつもなく重いことなのだ」

ファン・ペルシーの指揮官としての評価は様々かもしれないが、オランダサッカー界のレジェンド2人はファン・ペルシーにもっと時間を与えてほしいと願っている。その2人とは、ルート・フリット氏とマルコ・ファン・バステン氏だ。

フリット氏は「チームにポテンシャルがあるのは分かるが、やや不器用だ。監督は解決策を見つけないといけない。選手たちのコンディションが良ければ、チームはきっと良い戦いができる。しかし現状は上手くいっていない。ファン・ペルシーはクラブのスタッフにも目を向け、なぜ負傷者が多く出ているのか探るべきだ」とコメント。

ファン・バステン氏は「ファン・ペルシーは成長している。楽しくて嬉しい時もあれば、辛くてイライラする時もある。でもそれも成長の一部だ。ファン・ペルシーに自信を与えないと」と温かく見守っている。

ファン・ペルシーの進退は所属する日本代表FW上田綺世にも影響するが、ファン・ペルシーはこの苦境を乗り越えられるか。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.312 波乱の前半戦TOPICS

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ