苦しい時期にあるアーセナル、しかしウルブズ戦のような勝利は「チャンピオンチームが得る幸運」か

ウルブズ戦になんとか勝利したアーセナル Photo/Getty Images

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古巣の戴冠を願うウォルコット氏

プレミアリーグ首位を走るアーセナルだが、負傷者が重なり苦しい時期にある。ゲーム内容も低調。第16節ウォルバーハンプトン戦では終盤まで1-0とリードしていたものの、90分に同点弾を被弾し危うく勝ち点2を失うところだった。しかしアディショナルタイムにブカヨ・サカのクロスからオウンゴールが生まれ、どうにか勝ち点3を得て首位をキープしている。

アーセナルが勝利したのは、運によるものだったと言っていい。しかし元アーセナルのセオ・ウォルコット氏は、チームがチャンピオンに不可欠な「幸運」を得はじめていると解釈している。『It’s Cold Soccer』で語った。

「私は、これはアーセナルがすべてのチャンピオンたちが得る幸運を手にしていることを示していると思う。それは毎週のように起こり、今では常に起こっている。アーセナルでは突然何かが生まれ、ポジティブなエネルギーが生まれ、それが助けになっていると思う」
プレミアリーグのような厳しいリーグでタイトルを得るためには、こういった試合で運による勝ち点を得ることも必要だ。伝説的な無敗優勝を成し遂げた03-04シーズンのチームも、相手のシュートが幸運にもポストに阻まれたりなど幸運をいくつか享受した。それが起こっていることは、戴冠の兆しと言えるかもしれない。

わずか2ポイント差でマンチェスター・シティが迫っており、正念場にあるアーセナル。週末のエヴァートン戦までは久々に1週間の猶予があり、ここでリフレッシュできていることを期待したい。

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