前田大然の去就はどうなる ステップアップの話題もあったが、冬の移籍は2026W杯へリスクにもなる「前田には来夏までチームに残る考えも」

セルティックで結果を出してきた前田 photo/Getty Images

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来夏まで焦る必要はないか

昨季セルティックのエースとして33ゴール12アシストと圧巻の活躍を見せた日本代表FW前田大然には、今夏にもセルティックを離れる話題が浮上していた。

しかしセルティック側の都合もあり、今夏の移籍は実現せず。次はこの冬の市場でセルティックを離れるのではと注目されてきたが、地元メディア『Daily Record』はこのまま前田がセルティックに残る可能性が出てきたと伝えている。

ポイントになるのは、来年の2026W杯だ。5大リーグへのステップアップは魅力的だが、シーズン途中の移籍にはリスクもある。新天地で出番を失うようなことがあれば、それは日本代表でのポジション争いにも影響が出てくる。
同メディアは「この1月の退団は避けられないかと思われていたが、今はそうでもないようだ。前田には来夏までチームに残る考えもあるようで、おそらくはW杯へ日本代表で良いポジションを獲得したいとの思いがあるのだろう」と伝えていて、セルティックならば先発は確約されているようなものだ。セルティックから代表の森保一監督にアピールしていくのも悪くはないだろう。

気になる点としては、今季のセルティックが不調ということだ。立ち上がりから調子が上がらず、10月には指揮官ブレンダン・ロジャーズが辞任。その後はマーティン・オニール暫定政権で持ち直したものの、新指揮官ウィルフリード・ナンシー就任後はまた調子が低下。ヨーロッパリーグでローマに0-3と完敗を喫すると、14日に行われた国内カップ決勝ではセント・ミレンにまさかの1-3と敗北を喫してタイトルを逃している。

チームが混乱する中で前田も今季は24試合で6ゴール5アシストとペースが鈍い。セルティックに残ることが代表への良いアピールになるか微妙なところもあるが、今冬に前田はどう動くだろうか。



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