ACミランがウェストハムFWフュルクルク獲得を本格検討 早期の移籍めざして既に関係者と接触済

ウェストハムのニクラス・フュルクルク photo/Getty Images

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22-23シーズンのブンデスリーガ得点王

来年の北中米ワールドカップに出場することを目標としているが所属先のクラブで十分な出場機会を得られていないのであれば、その選手にとって来月開く冬の移籍市場は現状を好転させる重要な機会となる。

ウェストハムのニクラス・フュルクルクも、そうした移籍を検討している選手の一人だろう。ブンデスリーガで2シーズン連続二桁得点を記録し、昨年夏にボルシア・ドルトムントからウェストハムに加入したが、このドイツ人ストライカーは度重なる怪我によって期待通りのパフォーマンスを発揮できず、昨季は公式戦20試合に出場して僅か3ゴール、今季にいたっては9試合出場でノーゴールと全く振るわない。

直近のプレミアリーグでは3試合連続出番なしとチーム内での序列も大きく低下していて、このままでは北中米ワールドカップに臨むドイツ代表のメンバーに入ることは難しいだろう。
そのためACミランが関心を寄せていることは、フュルクルクにとって助け舟となるかもしれない。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によれば、シーズン後半に向けてストライカーの補強を検討しているACミランがフュルクルクを候補としてリストアップし、既にウェストハムのチーム編成担当者と接触して移籍の可能性を探っているという。

正式なオファーにはまだ至っていないものの、ACミランとしてはウインターブレイク明け直後からすぐに起用したいと考えていて、そのため早期の交渉成立をめざしているとも同紙は伝えている。

交渉成立のカギは移籍金にかかっているだろう。ウェストハムはドルトムントからフュルクルクを獲得した際に移籍金2700万ユーロ(当時のレートで約51億円)を支払っているため、売却にあたって同等の金額を要求する可能性が高い。しかし、ドイツメディア『Transfermarkt』によれば同選手の最新の市場価値は800万ユーロ(約14億円)まで下落していて、ACミランもこのあたりの金額を提示してくることが予想されることから、移籍金で折り合えるかが焦点となりそうだ。

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