守備陣の補強を急ぐバルセロナ インテルのバストーニ獲得を狙って関係者と接触

インテルのアレッサンドロ・バストーニ photo/Getty Images

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左利きの万能型CBをリストアップ

ロナルド・アラウホが精神的不調により無期限の休養に入ったバルセロナは、センターバックの補強が喫緊の課題となっている。現在はジェラール・マルティンとパウ・クバルシのコンビで急場をしのいでいるが、タイトル争いが佳境を迎えるシーズン後半のことを考えれば、守備陣が手薄なのは明らかだ。

こうした中、スペイン紙『Sport』によればバルセロナ首脳陣の間ではインテル・ミラノのアレッサンドロ・バストーニの名前が獲得候補として浮上していて、既に同選手の関係者と接触して移籍の可能性を探っているという。

1999年4月生まれで現在26歳のバストーニは、アタランタでプロデビューを飾った後、2017年8月にインテルに加入。190㎝の長身ながら足元の技術も高く、さらに左利きという希少性も兼ね備えた万能型のセンターバックであり、イタリア代表でも2020年11月に代表デビューを果たしてから国際Aマッチ41試合に出場するなど不動の地位を築いている。
バストーニを獲得するうえでの最大の問題は、移籍金だろう。2028年6月末までインテルとの契約が残っているバストーニを引き抜く場合、バルセロナはインテルに移籍金を支払う必要があるが、ドイツメディア『Transfermarkt』によれば同選手の市場価値は8000万ユーロ(約145億円)と見積もられている。

恐らくインテルもこの辺りの金額を要求してくる可能性が高いが、財政難に直面しているとされるバルセロナにこれだけの資金を捻出するのは困難であり、バストーニ獲得のためには現在所属している選手の何人かを売却しなければならないだろう。

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