「実を言うと認めたくはないが……」日本が入ったグループFを韓国のサッカー解説者が展望 

グループFに入った日本代表 photo/Getty Images

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F組はグループ全体で3番目に難しい評価

来年のワールドカップの組み合わせが決まり、日本はオランダ、チュニジア、そして欧州プレイオフの勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)と同組となった。この結果に、韓国『YTNラジオ』が6日に放送した番組で今回の日本代表の組み合わせについて言及。同時に近年の日本サッカーについて言及していた。

出演者のイ・グァンヨン氏は韓国の次に関心があるのは日本だと切り出し「近年の日本サッカーは韓国よりも先取りしてかなり進んでいる」と評価。そしてこれが韓国や世界でも共通認識になっているとも述べた。ただ今回の日本の抽選結果について「日本はオランダ、チュニジア、さらに欧州プレイオフの勝者対戦するが、このプレイオフ組にはスウェーデンや、まだレバンドフスキが健在であるポーランド等と対戦することになる」と話し、「日本からすれば思わず『Fワード』が漏れてしまうぐらい難しいグループ」という見解を示した。

ただそれでも同氏は前回大会でドイツとスペインを倒して1位通過したことを指摘。同じくサッカー解説者のパク・ムンソン氏は「日本は特徴がはっきりとしていて、彼らの相性がある。自分たちと似たスタイルの相手には強いが、相手がフィジカルや空中戦で押してくると相性は悪い。今見てみると日本が厄介なのは明らかで、実を言うと認めたくはないが、日本はサッカーが本当に強い」と日本のストロング、ウィークポイントそれぞれ触れた上で、日本のサッカーが強さを認めていた。
一方で自国の組み合わせ結果についても言及、韓国は開催国のメキシコ、南アフリカ、そしてデンマーク、北マケドニア、チェコ、アイルランドによる欧州プレイオフの勝者と同組になったが、今回の組み合わせについてイ氏は「最高の組であるようにも見えるが、開催国のメキシコと彼らのホームで対戦するのはすごくプレッシャーがかかることだと真っ先に思い、実は少し怖さを感じている」と言及。パク氏も「日本と比べれば悪くはなく、最初は大丈夫だろうと感じていたが、時間が経つにつれ、この組実は微妙なのではないか?噛み合わないところがあるのでは?と考えが深まってしまった」と時間が経過するにつれて不安になったと吐露。パク氏は特に韓国の初戦の相手が欧州PO勝者ということで、「ワールドカップまであと半年しかないのに、初戦の相手は来年3月に決まる。相手の分析とその準備が重要だが、そうなれば準備の期間が残り2〜3ヶ月しかない。しかも相手はヨーロッパの相手だ。ここに納得がいかない」と不満を呈していた。

ちなみにデータサイト『Opta』は抽選結果を受け各グループの難関度を格付けし、日本がいるグループFは全体で3番目に難しいグループと位置づけられた。韓国のグループAは下から3番目で比較的楽なグループに位置付けられたが、開催国メキシコとの第2戦は標高約1500メートルの場所で対戦するなど環境面を考えれば、決して楽な組み合わせとは言えないだろう。

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