カンナバーロはウズベキスタン代表をどう変えるか 2026W杯へカンナバーロはウズベキスタンの可能性に賭けた「本当はイタリアに残りたかったが……」

ウズベキスタン代表を率いるカンナバーロ photo/Getty Images

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カンナバーロの監督キャリアで最大の勝負に

念願だった2026W杯出場を決めたウズベキスタン代表は、10月より指揮官に元イタリア代表のレジェンドDFファビオ・カンナバーロを迎えている。

カンナバーロは来夏まで契約を結んでおり、このままウズベキスタンはカンナバーロ体制でW杯を戦うことになるだろう。これまでカンナバーロは中国の広州恒大で監督を務めるなど、アジア方面でも仕事をしてきたが、来夏のW杯はこれまでの監督キャリアで1番大きな仕事になる。

今回カンナバーロは英『The Guardian』のインタビューに答えているが、本当はイタリア国内での仕事を望んでいたのだという。そこにウズベキスタン代表の仕事が舞い込むことになったわけだが、カンナバーロはウズベキスタンが抱える若手選手たちのクオリティに惹かれたようだ。
「本当はイタリアに残りたかったが、そんな時にW杯へのチャンスが巡ってきた。これは特にリスクのない選択だった。アジアの他の代表チームからオファーをもらったこともあるけど、その時は検討もしなかった。ウズベキスタンに決めたのは、若くて才能豊かな選手がたくさんいたからだ。協会はウズベキスタン全土のアカデミーに力を入れていて、U-17やU-19といったカテゴリーも結果を出している。これが何より重要だった」

「W杯は彼らにとって学びの場となる。その先にはアジアカップも控えているし、そこで自分たちの実力をどこまで発揮できるか見極めたいね。より欧州のサッカー文化を取り込み、さらに向上させていきたいと思っている。まだまだ成長する必要はあるが、ウズベキスタンの選手たちはタフだよ。闘志を燃やし、決して諦めないんだ」

ウズベキスタンは2026W杯にてポルトガル、コロンビア、プレイオフ・パス1の勝者(コンゴ民主共和国、ジャマイカ、ニューカレドニア)と同じグループKに入っていて、実力的には格上のポルトガルとコロンビアとは差がある印象だ。楽な戦いにはならないだろうが、カンナバーロ率いるチームはアメリカの地でサプライズを起こせるだろうか。

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