今季のプレミアでは10代で最多出場 フラムの未来キングが感じたトップとU21の違い「レベルが格段に上がる……」

フラムのキング photo/Getty Images

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より若い選手に注目が集まっている現代において、その選手をどのように成長させるかは各クラブの課題となっている。

今季もイングランドのプレミアリーグでは10代の選手にスポットライトが当たっており、特にチェルシーのエステヴァン・ウィリアン(18歳)は初の欧州挑戦ながら、ここまで公式戦20試合に出場して5ゴール1アシストの数字を残している。

『ESPN』では今季のプレミアで、エステヴァンよりも注目すべきプレイヤーとしてフラムの18歳MFジョシュ・キングの名前を挙げている。
キングは8歳でフラムのアカデミーに入団。順調に成長を遂げ、7年前の2018年にはエスコートキッズとして、トップチームの10番トム・ケアニーと手を繋いで入場している。

そして昨年の12月にキングは17歳の若さで、プレミアでの初先発を記録。昨季リーグ戦でのプレイタイムは最終的に127分にとどまったが、今季はアンドレアス・ペレイラの退団もあって開幕節から起用され、ここまで15試合で830分プレイしている。

これは今季のプレミアでの10代の選手では最多。トッテナムのルーカス・ベリヴァル(573分)、ニューカッスルのルイス・マイリー(481分)、チェルシーのエステヴァン(450分)よりも多い。

キングは昨季のプレミア初先発後に、プレミアとこれまでプレイしていたU21の違いに言及している。

「レベルが格段に上がる。プレッシャーがかかるスピード、プレイの速さ、思考の速さ、そして試合の行方を左右するゴールとアシストの一瞬の判断力。そこが違う」

またトップとアンダー世代の違いとして、体格の差が挙げられることが多い。キングの身長は173cm、小柄な部類だ。

キングはその対策として、真正面からぶつかるのではなく、足を相手の足に絡めたり、うまく間をすり抜けられるようプレイしているという。フラムの育成責任者であるヒュー・ジェニングス氏はキングを「バレエ選手のようだ」とその華麗なプレイスタイルに言及している。

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