チチャリートやD・コスタと共闘へ バルサ構想外のリキ・プッチはMLS行きが濃厚に

MLSでの活躍に期待 photo/Getty Images

バルサで開花することはできなかったプッチ

アカデミー出身選手として期待されながら、バルセロナの主力には定着することができなかったMFリキ・プッチ。新天地決定が間近に迫っているようだ。

2018年12月、エルネスト・バルベルデ監督の下でトップチームデビューを果たしたプッチ。2020年1月からバルベルデ監督の後任となったキケ・セティエン監督には、より多くの出番を与えられ、2019-20シーズン終盤はリーグ戦スタメン出場の機会も増えた。

しかし、シーズン終了後にセティエン監督が解任されると、続くロナルド・クーマン政権下では戦力とみなされず。ほとんどの試合でベンチを温めることになってしまった。

そして、昨年11月にシャビ・エルナンデス監督が就任してからも状況は変わらず、数少ないチャンスを掴むこともできなかった。今夏に行われたアメリカツアーの遠征メンバーからも漏れ、移籍先を模索する状況に陥っていた。

スペイン『AS』によれば、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍話が進展しているようで、プッチとLAギャラクシー間ではすでに条件面で合意に至っている模様。移籍成立はクラブ間での交渉次第となるようだ。

プッチとバルセロナとの契約はあと1年残っているが、将来的にLAギャラクシーからどこかのクラブへプッチが移籍した際、その売却額の一定割合をバルサが受け取ることを条件に、今回は移籍金なしで退団することになるようだ。

ヨーロッパの第一線でプッチのプレイを見られなくなるのは残念だが、LAギャラクシーにはFWハビエル・エルナンデスやMFドウグラス・コスタといった、ヨーロッパで名を馳せた選手たちも在籍している。アメリカの地でもこういった選手たちとプレイする中で、さらなる成長を遂げることはできるはず。

22歳という若さを踏まえれば、選手としてのキャリアはまだまだこれから。MLSで試合経験を積み、一回り大きくなった姿で欧州に戻ってくることを期待したい。

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