ククレジャ撤退のシティが新たな左SBを調査 ウルブズの新星にコンパニの教え子ら3人がリストアップ

バルセロナ出身のセルヒオ・ゴメスにマンチェスター・シティ行きの話がある photo/Getty images

誰がスカイブルーのユニフォームに袖を通すのか

今夏のメインターゲットだったブライトンのマルク・ククレジャから手を引いたマンチェスター・シティ。どうやらクラブ間での評価額の差が大きく、シティがククレジャから離れたようだ。その代わりにチェルシーがククレジャに接近しており、合意に近いといった話も聞こえてくる。

シティとしては新たなSBが必要だ。アーセナルにオレクサンドル・ジンチェンコを売却したことで本職のSBはジョアン・カンセロとカイル・ウォーカーしかいない。ペップはネイサン・アケとジョシュ・ウィルソン・エスブランドがそのポジションでプレイできるというが、両者ともに怪我の多い選手であり、リスクは高い。

『GOAL』の記者であるジョナサン・スミス氏はウルブズのDFライアン・アイト・ヌーリが新たなターゲットであると伝えている。
21歳の左サイドバックの選手で、ウルブズでは左ウイングバックでプレイすることが多い。アンダー世代でのフランス代表に選ばれており、今後フル代表にステップアップする可能性はある。魅力はその高い攻撃性能だ。推進力のあるドリブルと高いキック精度を持っており、左サイドから攻撃で違いを見せる。守備対応も近年改善されており、昨季は126回のデュエル勝利数を記録している。しかしククレジャと同じく契約延長にサインしたばかりの選手であり、ブライトンと同様にシティの評価額以上を提示されれば獲得は難しいか。

2人目はアンデルレヒトのセルヒオ・ゴメスだ。英『The Athletic』によるとシティはすでにアンデルレヒトと交渉しており、獲得できるか探っているようだ。

バルセロナの下部組織出身で21歳のゴメス。ドイツのボルシア・ドルトムントでデビューしており、ウエスカを経由してアンデルレヒトにやってきた。元は攻撃的なMFでスペイン代表のアンダー世代では10番を背負っていたが、ヴァンサン・コンパニに左SBにコンバートされ、飛躍を掴んだ。ジンチェンコと似た経歴を持っており、昨季は6ゴール11アシストと素晴らしい成績を残している。同紙によればゴメスは即戦力というよりも彼の潜在能力の高さに期待するものであり、ゴメスを獲得したとしてもさらなる補強があるかもしれない。

3人目はライプツィヒのヨシュコ・グバルディオルだ。英『Sport Witness』によるとシティはすでに8000万ユーロ以上のオファーを提示したが、ライプツィヒが拒否したという。ライプツィヒはバルディオルを手放したくないと考えており、ククレジャ同様に交渉は難航するか。

バルディオルはチェルシーも興味を示す人気銘柄だ。左サイドバック、3バックの左、センターバックと複数のポジションでプレイできるユーティリティ性を持っており、まだ20歳と若い。守備強度、攻撃での貢献と共に高いレベルを誇っており、左SBだけでなく、CBの選手層アップにもつながるだろう。

新たに浮上した3人の候補。現状ではゴメス以外は獲得が難しそうだが、シティはどのように動くのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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