リヴァプールの9番は物足りない? 「ストライカーとして利己的な部分必要」

リヴァプールのフィルミーノ photo/Getty Images

便利屋FWだけでは不十分か

リヴァプールにとってFWロベルト・フィルミーノは絶対に欠かせない存在だ。センターフォワードの位置に入るが、フィルミーノは中盤へ頻繁に顔を出して味方を巧みに攻撃参加させることができる。フィルミーノがいるからこそサディオ・マネやモハメド・サラーの能力が最大限活かされるのだ。

しかし英『BBC』によると、チェルシーなどで活躍したジミー・フロイド・ハッセルバインク氏はもっとフィルミーノ自身のゴールが欲しいと主張する。ポストプレイの上手さは同氏も十分に理解しているのだが、やや得点数が物足りないと感じているのだ。

「利己的ではない彼がクロップのチームで重要なのは理解しているが、リヴァプールは攻撃の脅威を増大させる必要があり、私はもっとボックス内でのフィルミーノを見たい。フィルミーノがチームメイトにチャンスボールを求めるところを見たいね。今は十分にチャンスを得ていないから。彼が不在の時、チームは彼が恋しくなる。代わりをこなす選手がいないからだ。彼に不足しているのはゴールだ。元ストライカーの私としては、ボックス内でもっとシュートを打つところが見たい」
「センターフォワードにもボールをキープしたり、味方を攻撃参加させたりと似た側面はある。フィルミーノはそれを見事にこなしている。だが、伝統的なストライカーとしての利己的な部分も必要だ。私がプレイしていた時は常に得点を欲していたし、今のリヴァプールでプレイしてみたいよ。彼らは多くのチャンスを生み出すからね。フィルミーノは今季全てのコンペティションで13ゴールを奪っていて、悪いわけではない。だが、彼は昨季最終的に27ゴールを奪い、昨季の現時点では23ゴール奪っていたんだ」

昨季のフィルミーノはリーグ戦、チャンピオンズリーグの両方で二桁得点を記録している。フィルミーノが昨季と同程度の得点数を叩き出してくれれば、リヴァプールとしては大きな助けとなる。これ以上のパフォーマンスを求めるのは難しいかもしれないが、リヴァプールがリーグ制覇とチャンピオンズリーグ制覇のダブルを達成するためには3トップ全員が大爆発するしかない。

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