ハイセン、ギュレル、カレーラスらレアルは一気に若いチームとなった ニコ・パス、チェマもカムバックすれば若返りは完了か

フレッシュな構成でクラシコに勝利したレアル photo/Getty Images

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前節クラシコの平均年齢も若かった

前節バルセロナとのクラシコに2-1で勝利を収めたレアル・マドリード。今のチームを表現するなら、「フレッシュ」との言葉が合うのかもしれない。

スペイン『as』によると、クラシコに臨んだレアルの先発メンバー平均年齢は25歳と15日。DFディーン・ハイセン(20)、MFアルダ・ギュレル(20)、DFアルバロ・カレーラス(22)など若手も目立っていて、この平均年齢はレアルがクラシコに臨んだ過去20年の中で最も若いメンバー構成となっている。

同メディアは、レアルのチームプロジェクトが集大成へと近づいていると取り上げている。近年はギュレルやFWエンドリック、今夏にはMFフランコ・マスタントゥオーノを迎えるなど、10代の才能を積極的に引き抜いてきた。その一方で過去3年を振り返ると、FWカリム・ベンゼマ、エデン・アザール、MFカゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、ルーカス・バスケス、DFナチョ・フェルナンデスらベテランと別れていて、着実に世代交代へ動いてきたのだ。
新指揮官シャビ・アロンソとの関係が不安視されるFWヴィニシウス・ジュニオールを除けば、今のレアルは数年後の未来を思い描きやすいチームだ。ハイセン、エンドリック、FWゴンサロ・ガルシアは2030年まで、カレーラス、マスタントゥオーノ、DFラウール・アセンシオとは2031年までの長期契約を締結しており、上手く成長してくれれば今後数年にわたってチームの中心になれるだけの実力者たちだ。

さらに買い戻しオプションを保有しているFCコモ所属MFニコ・パス(21)の来夏獲得も噂されていて、ニコ・パスがセリエAで見せているプレイは一級品だ。レアルはさらに若返りを図りつつ、チームを強化できるだろう。

他にも今夏レアル・マドリード・カスティーリャからシュツットガルトへ移籍し、ブンデスリーガで出番を得ている守備的MFチェマ・アンドレス(20)の買い戻しも現実的なプランだろう。190cmとサイズもあり、シュツットガルトでこのまま成長してくれれば言うことなしだ。

同メディアはカスティーリャに所属するMFチアゴ・ピタルク(18)、DFジョアン・マルティネス(18)についてもアロンソがどこかでチャンスを与えるはずと見ていて、2026-27シーズンにはさらに若いレアルとなる可能性がある。

クロースやモドリッチらの世代で大きな成功を掴んだが、そこから世代交代を図りながら力を維持していくあたりはさすがレアルと言ったところか。気付けば順調にチームは若返っていて、前節のクラシコでの勝利も若手選手にとっては自信になったことだろう。



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