スキッベ監督が準備した《柏対策》がズバリ! ルヴァンカップ制覇に繋がった“遠ざける守備”  「相手陣内でサッカーをするということにこだわった」

ルヴァンカップを制した広島 photo/Getty Images

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セットプレイから3得点

サンフレッチェ広島は1日ルヴァンカップ決勝戦で柏レイソルと対戦し、3-1で勝利。2022年以来3大会ぶり2度目の優勝を飾った。

中野就斗のロングスローから荒木隼人とジャーメイン良、さらに東俊希が直接FKを叩き込むなど前半だけで3点のリードを奪った広島。終盤に1失点を許したが、見事なパフォーマンスで勝ち切った。

広島は身長差を狙ったGK小島亨介へのロングスローから2得点と意図したところから柏を攻略したが、ミヒャエル・スキッベ監督が試合後に何度も強調したのは守備の部分だった。
この日広島は柏にボールを持たれる時間が長かったが、スキッベ監督は「相手を自分たちのゴールから遠ざける守備ができました」と振り返った。また「自陣にいれないように、相手陣内でサッカーをするということにこだわった。多少ずらされることがあってもマンツーマンでついていく、そういう風に守りました」とも語り、柏相手に準備していた守備戦術を明かしている。

広島のこの守り方は見事にハマり、柏はボールを保持するもなかなか前進できず。縦パスを通してもそこを狙われるという状況に陥り、ネットを揺らすまでに81分もかかることとなった。

セットプレイだけではなく、パスを回しながら流動的に攻める柏への守備対策も見事にハマった広島。残り3試合で首位と8ポイント差のリーグ、準決勝まで残っている天皇杯などタイトルがかかる試合が続くが、今回の勝利で勢いに乗れるのか、楽しみだ。


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