ウニオンでの輝きを日本代表でも見せられる? 攻撃のギアを上げる原口元気の起用法

ウニオンでさらなる成長を遂げている photo/Getty Images

日本代表のメンバーに選出される

森保一監督率いる日本代表は、FIFAワールドカップのアジア最終予選に挑むメンバーを発表した。ウニオン・ベルリンで活躍を続ける原口元気もメンバーに選ばれている。代表ではサイドでの起用が多い原口だが、ブンデスで結果を残す中央での起用は見られるだろうか。

昨季ブンデス2部のハノーファーで輝きを放つと、今シーズンよりウニオン・ベルリンへ個人昇格を果たす。チームでは主にトップ下で起用され、レギュラーに定着。原口が不在の試合は連敗するなど、チームの欠かせないプレイヤーへと成長している。

第24節のマインツ戦では移籍後初ゴールを決め、心身ともに良い状態であることは間違いない。しかしそのポテンシャルを日本代表で発揮できているとは言えず、その要因は起用法にあるだろう。ウニオンで中央のポジションで輝く原口は、代表では左ウイングで使われることが多い。

自身の大きな武器であるドリブル突破はサイドでも十分通用するだろう。しかし献身的な前線からの守備やセンスあふれる気の利いたパスなど、原口がドイツで磨いてきた新たな特長は、中央でより凄みを増す。

現在の代表では[4-1-2-3]を基本システムとしているが、インサイドハーフには田中碧や守田英正といったボランチを兼任する選手が不動の地位を築いている。ただ劣勢時や攻撃のギアを入れたい時などは、原口を中央で使うことも選択肢のひとつとなるはずだ。

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