日本の切り札となり得る三笘薫 負傷明けのドリブラーが代表でブレイク狙う

東京五輪の3位決定戦で輝きを見せる photo/Getty Images

ベルギーでの復帰2戦は本領発揮ならず

日本代表は、FIFAワールドカップのアジア最終予選に挑むメンバーを発表した。今回のメンバーで注目されるのは、ベルギーで主力として活躍しながら足首ねん挫でチームを離脱していた三笘薫の復帰だ。

川崎フロンターレで瞬く間にレギュラーとしての地位を築いた三笘は、今季よりブライトンへと移籍し、イギリスの労働許可の関係でベルギーのユニオン・サン・ジロワーズへと加入した。途中出場からハットトリックを決めてチームを勝利に導くなど、リーグ首位を走るチームで主力として輝く。しかし1月に負傷離脱した三笘は、直近2試合に途中出場するも本来のパフォーマンスを発揮できたとはいえない。

それでも森保一監督は三笘に大きな期待を寄せていることだろう。東京オリンピック時も大会直前に負傷した三笘だが、チームの疲労が限界を迎えていた3位決定戦で孤軍奮闘するなどチームに与えるものは大きい。

また日本は[4-1-2-3]を基本システムとして戦うため、三笘のような独特なドリブルはサイドで起点になり得る。途中出場でも結果を残せる実力をベルギーで発揮しており、日本の切り札として三笘のプレイにも注目だ。

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