CBなのに既に今季3点目 守備に課題もビルドアップや攻撃面で輝くラポルトの働き

サウサンプトン戦でゴールのラポルト photo/Getty Images

空中戦の強さは頼もしい

11月のマンチェスター・ユナイテッド戦から続く連勝記録を継続させるべく、サウサンプトンのセント・メリーズ・スタジアムに乗り込んだマンチェスター・シティ。だが開始早々先制され、結果1-1と負けは回避したが、連勝記録は12でストップすることになった。

記録はストップしたシティだが、ここで負けずに勝ち点1を獲得できたのは大きい。こういった攻め込んだ試合でゴールを奪えないとなると、どうしても得点の取れるストライカー不在を指摘されるが、今季はセットプレイからゴールを奪えている。特にアイメリック・ラポルトの高さはセットプレイではシティの武器であり、セインツ戦でもケビン・デ・ブライネのクロスに合わせて同点弾を挙げている。

セットプレイからラポルトが今季ゴールを挙げるのはこれで2度目となった。1度目は6-3で勝利したレスター戦であり、1点差まで追い上げてきたレスター相手にリードを広げる貴重な得点を決めている。結果そのゴールでレスターの勢いは衰えており、大きな1点となった。

守備面では何かと不用意なミスが目立ち、そこから批判されてしまうラポルトだが、前線で高さが足りないシティとしてはこれほど攻撃で頼もしい守備者はいない。ゴールシーン以外でも相手ボックス内で競り勝つことが多く、空中戦勝利数は4回のルベン・ディアスに続く3回を記録している。さらにセインツ戦のゴールで今季3得点目であり、CBに限定すればプレミアトップのゴール数となった。

ビルドアップでは攻撃を組み立て、セットプレイ時はゴールを奪う攻撃的なCBのラポルト。今季はここまでディアスと共に重宝されており、今後は安定感を増し、ワールドクラスの守備者となるのだろうか(データは『Sofa Score』より)。

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