まさかJリーグから“4人”も引き抜くとは バラエティ豊かなセルティック補強戦略に注目集まる

セルティックのエースとなった古橋 photo/Getty Images

レンジャーズから王座奪取できるのか

かつて中村俊輔が英雄になったとはいえ、スコットランドのセルティックに日本人選手が4人も向かうことになるとは誰も予想していなかっただろう。昨夏のFW古橋亨梧に続き、今冬にはFW前田大然、MF井手口陽介、旗手怜央が揃って移籍。この一連の動きにはセルティックの現地サポーターも驚いたはずだ。

これは昨年まで横浜F・マリノスを指揮していたアンジェ・ポステコグルーの存在が大きく、Jリーグを長く見てきたポステコグルーだからこその動きだったのだろう。

ただ、ポステコグルーが目を向けているのはJリーグだけではない。ポステコグルーの就任以降、セルティックの補強がバラエティに富んでいると話題を呼んでいるのだ。

セルティックを指揮するポステコグルー photo/Getty Images

ポステコグルーの手腕に注目も

基本的にはスコットランド国内からの補強や、イングランドの下位リーグなどでプレイする選手を獲得する例が多いだろう。

しかしポステコグルーが就任した昨夏からは、ロシアのルビン・カザンからDFカール・スターフェルト、ポーランドのレギア・ワルシャワからDFヨシプ・ユラノビッチ、イスラエルのマッカビ・ペタティクバFCからFWリエル・アバダ、アイルランドのシャムロック・ローバーズからDFリアム・スケールズを獲得しており、幅広いリーグから若いタレントを引き抜いているイメージだ。

現地紙『Daily Record』は日本人選手4人を含め、この動きがヒットするか気にかけている。ライバルのレンジャーズからは指揮官スティーブン・ジェラードが去ったものの、今季も現時点ではレンジャーズが勝ち点51を稼いで首位に立っている。ポステコグルーは再びセルティックを王座へ導くことが求められているのだ。

現在セルティックはレンジャーズより6ポイント少ない勝ち点45の2位。今冬にJリーグより加えた3名を含め新戦力の力でレンジャーズを倒せるのか。古橋は大ヒットとなったが、これらの補強が優勝へ繋がるか注目されている。

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