ウーデゴーはアーセナルに必要なかった? 「ペペやウィリアンのときも……」

次第に味方との連携が向上してきたウーデゴーだが…… photo/Getty Images

クラブの補強戦略にOBは疑問

今冬、レアル・マドリードから半年間のレンタルでアーセナルに加入したノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴー(22)。白い巨人ではなかなかその実力を示すことができなかった同選手だが、彼は新たな活躍の舞台で真の姿を見せることができるのか。ポテンシャルの高い選手だけに、アーセナルファンの期待値も相当なはずだ。

現地時間14日に行われたプレミアリーグ第24節のリーズ・ユナイテッドでも、この22歳は随所に良いプレイを披露した。得点に直接絡むことこそなかったものの、ウーデゴーは周囲の選手と小気味いい連携で何度かチャンスを創出。まだ最高の状態とは言えなかったかもしれないが、今後の練度向上に期待を持てる内容だったことは間違いない。

しかし、そんなウーデゴーの獲得にまだ納得していないクラブOBもいる。かつてアーセナルで504試合に出場した元イングランド代表DFトニー・アダムズ氏は、このノルウェー代表含め今季のアーセナルは攻撃的な選手を獲得しすぎたと主張。彼らには、そのほかにも優先して補強すべきポジションがあったのではと訴えている。
「正直なところ、私はマルティン・ウーデゴーがアーセナルに必要だとはそこまで思わないよ。2列目にはエミール・スミス・ロウやブカヨ・サカのような選手たちがいるから十分だと思うんだけどね。ウーデゴーだけでなく、ニコラ・ペペやウィリアンのときも私は同じ気持ちになった。アーセナルには他に優先して改善すべきポジションがあるのにとね。特に守備陣だ。ウーデゴーの獲得に費やす時間と労力があったならば、それを優秀なDF獲得のために使ってほしかったとどうしても思ってしまうよ」(英『Daily Mirror』より)

決してウーデゴーのパフォーマンス自体にケチをつけるわけではないものの、アーセナルには他に補強ポイントとなっているポジションがあったとアダムズ氏。今季はまだ25失点で踏ん張っているアーセナル守備陣だが、ここ数年の彼らは不安定なディフェンスを見せてきただけに、同氏がこのように心配するのは無理もないことか。アーセナルの補強戦略には、各方面からさまざまな意見が飛んできている。

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