なぜマンUは新戦力のMFを使わない 「残り4分で投入されたって……」

今夏マンUに加入したファン・デ・ベーク photo/Getty Images

「いっそベンチに座ったままの方がマシ」

今夏アヤックスから大きな期待を背負って加入したものの、未だ23歳の男にビッグチャンスは巡ってこない。マンチェスター・ユナイテッドに所属するオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークの起用法に関して、一体オーレ・グンナー・スールシャール監督はどのような考えを持っているのだろうか。新戦力にチャンスを与えるべしとの声は決して小さくない。

ここまでリーグ戦2試合を終えて、いまだスタメン出場がないファン・デ・ベーク。現地時間22日に行われたEFLカップのルートン・タウン戦にこそ先発したものの、やはりリーグ戦でのプレイタイムが少ないのは気がかりだ。

そんなファン・デ・ベークの状況に納得いっていないのが、彼の代理人を務めるシャーク・スワルト氏だ。同氏は試合終盤に少ししか出場機会が与えられないのであれば、そのままベンチにいた方がマシと蘭『VoetbalPrimeur』に対して次のように自身の意見を述べている。
「ドニーがベンチを温めている状況に、私は全く納得がいっていないよ。残り4分という状況で投入されたって何もできない。それなら、いっそベンチに座ったままの方がマシだ。彼はすでにいくつか良いプレイを見せている。ブライトン戦で勝利を決めたPKは、(キッカケとなったCKを獲得した)彼の頑張りから生まれたものだった。普通なら、あの試合でユナイテッドは1-7で負けていたはずだ。5回もポストとバーで失点を防いだんだからね」

開幕節ではゴール、そして第2節では決勝点のきっかけとなるCKを獲得するなど、少ない時間の中でもキラリと光る仕事をしているファン・デ・ベーク。合流間もない彼のコンディションに気を遣ってということもあるのかもしれないが、たしかにスールシャール監督はそろそろこの男をリーグ戦でスタメン起用してみるべきか。ブルーノ・フェルナンデスとポール・ポグバを使いたい気持ちもわかるが、ファン・デ・ベークもベンチにずっと置いておくには惜しい選手だ。

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