シュクリニアルとコンテに不仲説が? 母国代表監督が爆弾発言

今夏も移籍の噂が絶えないシュクリニアル photo/Getty Images

最近、監督があまり話しかけてくれない

今夏の去就に注目が集まっているインテルのスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルについて、同代表の指揮官を務めるパヴェル・ハパル監督が言及した。

スロバキア代表の各年代で活躍したのち、2016年5月に21歳ながらA代表デビューを飾ったシュクリニアル。母国の将来を担うと期待のDFで、2017年夏にサンプドリアからインテルへ移籍すると、加入初年度からミラノの名門を牽引してきた。その恵まれた体格を生かした守備やデュエルの強さは、欧州最高峰の舞台でも高く評価されており、今や様々なビッグクラブが注目を寄せる欧州屈指のセンターバックとなったのだ。

ただ、昨季終盤あたりから所属クラブ内での立場が少々変わってきているのかもしれない。これまでインテルに欠かせない選手となっていたシュクリニアルだが、ベンチを温める機会がやや増えてきており、セビージャと相見えたヨーロッパリーグ決勝の舞台に立つこともできず。今季開幕戦となったフィオレンティーナとの一戦でも、メンバー入りは果たしたものの、出番が訪れることはなかった。
こういった状況も影響しているのか、シュクリニアルの移籍話が再熱。現在、センターバックの補強を目指すトッテナムが獲得に動いていることが報じられている。しかし、先日インテルのスポーツディレクターを務めるピエロ・アウジリオ氏が、同選手の移籍をキッパリ否定。これでシュクリニアルの退団の噂に関して、終止符が打たれたかに見えた。

しかし、そんな矢先にスロバキア代表監督によって予想だにしない暴露をされてしまうこととなる。ハパル監督がシュクリニアルについて語った際、アントニオ・コンテ現インテル監督との関係に関して「シュクリニアルが『最近、監督があまり僕に話しかけてくれない』といっていた」とコメント。伊『TUTTOmercatoWEB』などが伝えており、このセンターバックと指揮官の間に不仲説が浮上したのだ。

ハパル監督は「彼は(インテルを)去るかもしれない。ただ、彼はクラブの計画の一部であることを理解しており、インテルにとどまるべきであることも分かっている。彼はしっかりトレーニングを積んでいるようだし、私が思うに問題ないだろう」とも述べていたが、はたして。ディエゴ・ゴディンらの退団もあり、今夏の移籍の可能性は低いかもしれないが、指揮官との関係が良くない状況が続く、もしくは悪化するようなことがあれば、近い将来に別れが訪れることとなるかもしれない。

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