スペイン、フランス、ドイツをも抑えてロシアW杯優勝候補筆頭!? ブラジルが有力な5つの理由

W杯へ万全なブラジル photo/Getty Images

4年前よりも全てがパワーアップ

ブラジル代表はスペイン代表、フランス代表、ドイツ代表とともに2018ロシアワールドカップ優勝候補に挙げられているチームだが、この4チームの中でも最も優勝に近いのではないか。スペイン『MARCA』はそのように主張している。

理由は主に5つだ。まずは今のチームがエースのネイマールに依存しすぎていないことだ。4年前のブラジルはネイマール頼みな部分も多いが、今のチームにはフィリペ・コウチーニョやウィリアンなどネイマール以外にもワールドクラスと呼べる選手が揃っている。

2つ目は得点を奪える頼れるセンターフォワードが出てきたことだ。2010南アフリカ大会ではルイス・ファビアーノ、前回大会はフレッジがセンターフォワードを務めてきたが、やや物足りないところがあった。特に前回大会のフレッジは得点力が不足していた。しかし現在はガブリエウ・ジェズス、ロベルト・フィルミーノとプレミアリーグで結果を出している2人が揃い、ジェズスは代表で15試合9得点と爆発している。
3つ目は指揮官がチッチに代わってから守備が安定したことだ。前回大会はルイス・フェリペ・スコラーリの下で攻撃的なサッカーを見せていたが、組織として上手く守れていないところがあった。ドイツ代表に1-7で大敗してしまったことも守備の穴を突かれたことによるものだ。しかし現在のチームは中盤の底にカゼミロ、フェルナンジーニョが構え、組織として守備が安定している。大崩れする可能性は低いだろう。

4つ目はその堅守を最後方で支えるローマ所属GKアリソン・ベッカーがいることだ。前回大会ではベテランのジュリオ・セーザルがゴールマウスを守り、十分な貢献をしていた。しかしアリソンは現世界最高のGKとまで言われる選手で、前回大会以上に信頼が置ける。

5つ目は今回の代表マッチウィークで親善試合ながらドイツ代表を撃破したことだ。同メディアは4年前の苦い記憶を振り払えたことが自信に繋がると見ており、ドイツを撃破したことで4年間抱えていた恐怖心のようなものは消えたはず。ロシア大会にも恐れることなく臨めるだろう。

これらの要素を見るとブラジルはかなり有力な優勝候補と言えるが、スペイン、フランス、ドイツをも抑えてブラジルが優勝候補筆頭か。


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