ジョルディ・アルバは新たなキャリアを歩み始めている 元バルセロナのスターが語る引退の理由

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インテル・マイアミのジョルディ・アルバ photo/Getty Images

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熱い地元愛をもって新たなチャレンジ

サッカー界の一時代を彩ったスターが新たなキャリアを歩み始めている。バルセロナで不動の左SBだったジョルディ・アルバは2023年にインテル・マイアミへ移籍後、リオネル・メッシらと共闘しアメリカのサッカーリーグMLSを2年間にわたって盛り上げてきた。そして36歳になった今、引退を発表し未来への展望について『SPORT』で語っている。

現在の心境について尋ねられると、「4歳のころからフットボールをやってきたからやはり寂しいね。いずれ後悔することもあると思う。でもその時が来たんだ。フィジカル面では良好だけど、いろいろ理由がある」と答えた。

「個人のレベルで考えると新たにチャレンジしたいことが出来たんだ。家族としてのレベルで考えるとマイアミもバルセロナもやっぱり恋しいけどね。でもフットボールではないことにチャレンジすることについて考え始めている自分に気付いたんだ」
アルバの語るその新たなチャレンジとは、現在スペインリーグの5部に所属するCentre d’Esports L’Hospitalet(セントレ・デスポルツ・ルスピタレ)というクラブのパートナー兼アドバイザーに就任したことだ。2025年にアントニ・ガルシア新会長体制が始動し、地元出身のジョルディ・アルバ、チアゴ・アルカンタラといったバルセロナのスター選手らが参画し、10年で1部リーグを目指すという野心的なプロジェクトを掲げている。

バルセロナの都市圏にあるルスピタレ・ダ・リュブラガートで生まれたアルバはこのプロジェクトについて「これほどまでにワクワクするものは他にない」と興奮を隠さずに野心を語った。

「フットボールを離れ、ホスピタレでの生活に臨むのにふさわしいタイミングだ。他の都市ではできなかったことだよ。これは僕が長年念頭に置いていたプロジェクトであり、他の仲間たちがビジネス面を担当してチアゴと僕がスポーツ的な部分を担当する。そこで働いている人たちには僕も知っている人たちがいて、彼らはとてもうまくやっていることを知っている。本当にワクワクしているんだ」

「一部リーグを目指しているけど、そのためにはスポーツだけでなく社会貢献でも一生懸命働かなければならない。そして僕たちは街に大きく貢献できると思う。僕はこの街の出身で、街がどのような場所か、そして勤勉な人々が暮らしていることを知っている。その一歩を踏み出し、クラブがこの街にふさわしい場所になることを願っている」

かつてバルセロナ、そしてスペインを代表するスター選手として活躍したジョルディ・アルバは熱い地元愛を胸に新たなチャレンジを始める。今後の活躍も期待したいところだ。

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