ヤマルのキャリアを脅かす“恥骨痛”の恐怖 メッシも悩まされた完治が難しい痛み「一夜にして解決する問題ではない」

バルセロナでプレイするヤマル photo/Getty Images

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10代からの酷使は禁物

バルセロナFWラミン・ヤマルは今後のサッカー界をリードしていく存在と見られているが、現在大きな問題となっているのが鼠蹊部に抱える慢性的な痛みだ。

スペイン『SPORT』によると、ヤマルが悩まされているのは「恥骨痛」と呼ばれるものであり、完治が難しい部位の怪我だという。バルセロナ側も痛みが慢性化してしまうのではないかと懸念しているようで、最悪の場合はキャリアを脅かすものになりかねない。

同メディアはリオネル・メッシも同じ恥骨痛に悩まされていた時期があると紹介しているが、その後メッシは怪我の問題をクリアして多くのタイトルを手にした。完治が難しい部位ではあるようだが、メッシの怪我との付き合い方は1つのヒントになるかもしれない。
6年前のインタビューでメッシは「恥骨痛は複雑だ。しばらくの間この怪我に悩まされていて、トレーニングも満足に出来なければ試合に出ることもできない。一夜にして解決する問題ではないんだ。今は少し良くなったけど、まだ完治ではないから治療が必要だ」と語っていて、メッシにとっても厄介な問題だったようだ。

重要なのは酷使しないことだろう。ヤマルはスペイン代表でも絶対の主力であり、9月と10月も代表に合流していた(10月はその後不詳で離脱)。バルセロナ指揮官ハンジ・フリックも痛みを抱えたままスペイン代表でプレイしていることに不満を漏らしていて、痛みを抱えたままのプレイは症状悪化に繋がる恐れがある。

18歳という年齢を考えても、酷使は禁物だ。過密スケジュールが問題になっているだけに、将来を考えて治療に専念する時間を取ることも必要か。



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