イタリア代表の“3大会連続”W杯予選敗退はあり得ない カタールから見守るヴェッラッティの思い「今の子供はW杯を戦うイタリアを見たことがない」

PSGとイタリア代表で活躍してきたヴェッラッティ photo/Getty Images

年齢的にはヴェッラッティも代表で戦えるはずだが……

2018、2022年大会と2大会連続でワールドカップ出場を逃したイタリア代表。2026年北中米大会出場を懸けた欧州予選でもグループ初戦でノルウェー代表に敗れてしまい、ルチアーノ・スパレッティからジェンナーロ・ガットゥーゾに監督が交代するドタバタのスタートとなった。

現在イタリアはノルウェーを3ポイント差で追うグループ2位につけていて、またプレイオフへ回ることになるかもしれない。今回も難しい予選となっているが、現在カタールのアル・ドゥハイルでプレイするイタリア人MFマルコ・ヴェッラッティは3大会連続での予選敗退は許されないと語る。

「2度も予選落ちし、3度目なんて到底受け入れられないよ。今のイタリアの子供たちはワールドカップを戦うイタリア代表を見たことがないんだから。(マンチーニ体制時も)予選敗退なんてあり得ないと思っていたけど、そうなってしまった。もう2度と同じ思いはできない」

「今のイタリアには勝利への強い意志を持つ監督(ガットゥーゾ)がいて、彼がそれを上手くチームに伝えているね。厳しい戦いが待っているだろうし、またプレイオフを戦わないといけないかもしれない。3月のプレイオフへ備え、全員が万全の準備をしないと。幸運を願っているよ。イタリアは本来あるべき場所へ戻らなければならない」(『Foot Mercato』より)。

ヴェッラッティは現在32歳であり、本来であればヴェッラッティがアズーリの中盤を引っ張るべきだろう。しかしヴェッラッティが最後に代表招集を受けたのは2023年のことで、カタールへ向かってからは代表を外れている。

ヴェッラッティは2014ワールドカップを2試合だけ経験しているが、当時もグループステージ敗退と冴えない結果だった。ヴェッラッティほどの実力者がワールドカップ2試合だけで代表キャリアを終えるのも寂しいものがある。

外から見守るヴェッラッティも3大会連続の予選敗退だけは避けてとエールを送るが、イタリアは今度こそ出場権を掴めるか。

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