“アジアNo.1プレイヤー”にもサウジ移籍の可能性 トッテナムでの「最終章」が近づくか

トッテナムのソン Photo/Getty Images

英雄の別れ

トッテナム・ホットスパーの主将ソン・フンミン(32)が、今夏の退団候補としてクラブ内で注目されている。『The Telegraph』によると、サウジ・プロリーグ複数クラブが関心を寄せており、クラブは移籍金を得る機会として前向きに検討しているという。

ソンは今季UEFAヨーロッパリーグを制し、クラブに1984年以来となる欧州タイトルをもたらしたばかり。1月に契約延長オプションが行使され、現行契約は2025年夏まで残されているが、トッテナムはチャンピオンズリーグに向けた大規模な戦力刷新を計画しており、ベテランで高年俸のソンは放出対象となりうるようだ。

2015年にレヴァークーゼンから加入した韓国代表FWは、トッテナムでの公式戦で通算173得点101アシストを記録。世界的な人気を誇るアジアのスターとして、スパーズ史に名を刻んだ選手の一人である。シーズン終盤は足の負傷で戦列を離れ、マンチェスター・ユナイテッドとの決勝戦ではベンチスタートとなったが、途中出場を果たした。プレミアリーグ17位という結果に終わった今季だが、欧州制覇とCL出場権獲得はファンを少なかず安心させることができたはずだ。

現在は韓国代表に合流中で、W杯アジア最終予選でイラク戦とクウェート戦に臨む。ただし怪我の影響により、重要な試合には出場しない見込みだ。

ソンにとってスパーズでのキャリアは終わりを迎えるのか。その決断は、クラブの未来とリンクしている。

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