2020年から積み重ねた300試合出場 B・フェルナンデスはマンUが苦しい中でも戦い続けてきた「僕はまだプランの一部だと感じていた」

マンUでプレイするB・フェルナンデス photo/Getty Images

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英紙は英雄と称賛

25日に行われたプレミアリーグ第9節・ブライトン戦でも変わることなく先発フル出場したマンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデス。

このゲームはブルーノにとってマンUでの通算300試合目となり、これはクラブ史上63人目となる偉大な記録だ。成績も100ゴール87アシストと、MFとしては文句なしの数字を残している。

ただ、2020年からマンUで戦ってきたブルーノにとってこの6年間は苦い思い出も多い。最近もリーグ制覇からは程遠いシーズンが続いていて、英『Independent』はブルーノのことを「クラブの衰退を止めようと1人で奮闘してきた英雄」と称している。
今夏にはサウジアラビア行きの話題もあり、お金を優先するならばサウジアラビア行きがベストの選択肢だっただろう。しかしブルーノは残留を選んだ。ブルーノはそのことについて次のように振り返っている。

「サラリー面のオファーは非常に良いものだった。アル・ヒラルとの交渉もあったし、他にもオファーはあった。それでも僕の答えは変わらなかった。クラブからは『絶対とは言わないが、もちろんクラブには残ってほしい』と言われた。もしクラブ側が『もう30歳だし、移籍金を引き出したい。クラブの将来の計画には入れないと思う』とか言ってきたら、僕も『自分と家族にとって一番良い方法を見つけてクラブを去ります』と言うつもりだ。でも明らかにそうではなかった。僕はまだプランの一部だと感じていた」

「家族もマンチェスターで快適に過ごしている。子どもたちは学校も好きだし、天候がどうあれ、ここでの暮らしを気に入っているよ。誰もが知っているように、僕の目標はクラブでプレミアとCLを制することだ。それが達成できるかは分からないけどね」

今の時代にこれだけ1つのクラブに忠誠を誓う選手も珍しいだろう。ブルーノは変わることなくチームのために走り続けていて、まず目指すは来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得だ。



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