出場時間は2試合で “約15分” ベルギー戦出番のなかったラッシュフォードについて代表指揮官が説明

今回は出場時間をもらえなかった photo/Getty Images

ゴードンは大きく評価を上げた

ブラジル代表(0-1)、ベルギー代表(2-2)との親善試合を行ったイングランド代表。EURO2024のメンバー入りに向けた重要なアピールの場であったが、マンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードはそのチャンスを十分に掴むことができなかった。

長らくガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランド代表の中心メンバーの1人であったラッシュフォード。今シーズンは昨シーズンに比べ、パフォーマンスを落としていたが、今回の代表には選ばれていた。しかし、出場したのは初戦のブラジル戦のみで、75分からの出場だった。

続くベルギー戦では出場がなかったため、およそ15分の出場のみで終わってしまったラッシュフォードだったが、サウスゲイト監督はベルギー戦で起用しなかった理由について、今回初招集でインパクトを残したニューカッスルのFWアンソニー・ゴードンを見たかったためだと語った。
ベルギー戦で起用しなかったのはラッシュフォードが怪我をしていたからなのかと、聞かれたサウスゲイトは「いいえ、アンソニー・ゴードンをもう一度見たかったからだ」と語った。さらに続けて、「彼は初戦で素晴らしいインパクトを残したと思うし、(ジェイムス・)マディソンがあのエリアに入ってくれば、少しは状況が開けると思ったんだ」と語った。

ゴードンは初戦でスタメン出場を飾り、75分までプレイすると、ベルギー戦では80分から出場した。この2戦で大きなインパクトを残した選手の1人であり、現地メディアでもEUROのメンバー入りに向けたいいアピールになったと称賛されている。

左ウイングにはラッシュフォードの他にも今回は怪我で召集されなかったジャック・グリーリッシュもいる。この2人はこれまでイングランドの中心的な選手だったが、ゴードンが結果を残したことで、序列は変わりつつあるかもしれない。

ラッシュフォードやグリーリッシュといえどもEUROのメンバー入りは確実ではない状況になっている。ゴードンはこの2戦でもインパクトを残したが、再び代表でのポジションも確立させるためには、ラッシュフォードもグリーリッシュも所属先のクラブで結果を残すことが求められる。

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