《メッシVSロナウド→ヤマルVSエンドリック》 時代を超えてバルサとレアルに新たな “ライバル関係”誕生の予感

加入前にレアル本拠地を沸かせたエンドリック photo/Getty Images

クラブの未来を担う2人

国際親善試合で対戦したスペイン代表とブラジル代表の一戦は、大きな盛り上がりを見せ、両チーム3点を奪い合い、3-3で幕を閉じた。

レアル・マドリードの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウで行われたこの試合。スタジアムを大いに沸かせたのは2人の若者だった。スペイン代表の右サイドでスタメン出場したラミン・ヤマルと後半から出場したブラジル代表FWエンドリックだ。2人は16歳と17歳であるが、ヤマルはこの試合1アシストとPK獲得、エンドリックは1ゴールを決め、2試合連続ゴールをマークした。

バルセロナでプレイするヤマルとレアル・マドリードに内定しているエンドリックの2人が躍動したこともあり、英『Daily Mail』はこの2つのクラブの顔であり、激しいバトルを繰り広げてきたリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2人に姿を重ね、「またしても、時代を超えたライバル関係を築こうとしている。このスター選手たちがレアル・マドリードとバルセロナの運命を形作る」と綴った。
エンドリックは2006-07シーズンの直前に生まれ、ヤマルはその約1年後に生まれた。ロナウドが2009年にレアル・マドリードにやってきてから、メッシVSロナウドのライバル関係が構築されていったため、2人が生まれて間も無くして世界最高のサッカー選手2人による長い戦いが始まったのだ。そして時を経て、2人の逸材がそのライバル関係を再び構築しようとしている。同メディアは、エンドリックが18歳になった7月にレアルに合流するため、2人のスター選手が相見える来シーズンからの期待も伝えている。

「2人は大胆不敵で、スペイン2大クラブの運命を左右するライバル関係に乗り出そうとしている。マドリードとバルセロナは長い間、ロナウドとメッシを意味していた。来季はエンドリックとヤマルの対戦となるだろう」

メッシ、ロナウド共にヨーロッパを離れてしまったが、再びバルセロナとレアル・マドリードの間に新たなスター選手同士のライバル関係が生まれようとしている。ヤマルとエンドリックがサンティアゴ・ベルナベウを沸かせたあの試合は、ここから長く続くライバル関係の序章だったのかもしれない。

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