“鬼門”のポカール2回戦を突破できず バイエルンはデア・クラシカーで嫌なムードを振り払うことができるか?

主力を多く起用するものの逆転負け

1日に行われたDFBポカール2回戦で、バイエルンは3部のザールブリュッケンに1-2と苦杯をなめさせられた。

前半16分にMFトーマス・ミュラーの得点で幸先良く先制に成功。このまま危なげなく2回戦を突破するかに思えた。しかし、前半アディショナルタイムに低い位置でのボールロストで失点。後半、勝ち越しゴールが奪えずにいると、悲劇は終了間際に訪れた。後半アディショナルタイムに左サイドを崩されると低いクロスから失点し、逆転負けを喫してしまったのだ。

バイエルンの2回戦での敗退は直近4シーズンで3度目だ。2020-21シーズンは2部のホルシュタイン・キールにPKで敗戦、その翌年2021-22シーズンにはボルシアMGに0-5と衝撃的なスコアで敗れている。
2回戦での敗退に指揮官のトーマス・トゥヘルも大きなショックを受けているようだ。独メディア『kicker』が伝えた。

「私たちは全力でベルリン(DFBポカール決勝の地)へ行きたかった。悔しい、埋め合わせはできない。傲慢になっていたわけでも軽く見ていたわけでもない。われわれは身を粉にして、あらゆることに挑戦し、最後のシュートで苦い思いをした」

指揮官の「全力でベルリンへ行きたかった」との言葉の通り、今季リーグ戦8ゴールと絶好調のMFレロイ・サネやMFジョシュア・キミッヒなどの主力を直近のリーグ戦に続き先発起用。決してメンバーを大きく落としたわけではないだけに、この敗戦のショックは大きい。

そして、バイエルンが失ったのは重要な国内カップ戦のタイトルだけではない。同メディアは前半25分に負傷交代したDFマタイス・デ・リフトの右膝靭帯損傷を報じた。正確な離脱期間は明らかになっていないものの、数試合は欠場する見込みのようだ。

バイエルンは週末、ライバルのドルトムントとの一戦に臨む。“デア・クラシカー”で嫌なムードを払しょくすることができるだろうか。

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