大怪我から戦列復帰も未だ“0ゴール” ソシエダのエースになってほしいウマルの現状

昨夏ソシエダに加わったウマル photo/Getty Images

昨季のスタートは完璧だったが……

ここまで全コンペティション合わせ、レアル・ソシエダで最も多くの得点を奪っているのはFWミケル・オヤルサバルで7ゴールだ。それに続くのはMF久保建英とブライス・メンデスで5ゴールとなっており、今のソシエダでは2列目とMFの選手が攻撃の中心となっている。

今の攻撃も十分に強力ではあるが、やはりエースストライカーと呼べる選手が欲しい。

期待されるのは、FWウマル・サディクの完全復活だ。
昨季のウマルはアルメリアの選手としてラ・リーガでの戦いをスタートさせ、第2節のエルチェ戦と第3節のセビージャ戦で連続得点を記録。その後ソシエダへ移籍すると、その初陣となった第4節のアトレティコ・マドリード戦でも得点を決めてみせた。昨季は開幕4試合で3ゴールと抜群のスタートを切ったのだ。

しかし、ウマルは続くヘタフェ戦で前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまった。この怪我で昨季は残りの試合すべてを欠場することになり、ウマルにとっては一転して苦しいシーズンになってしまった。

今季は第1節より復帰を果たしているのだが、まだ復帰後初ゴールが決まっていない。途中出場も多いが、リーグ戦10試合で0ゴールとなかなかゴールが決まらないのだ。

ウマルは2021-22シーズンにアルメリアのエースとしてスペイン2部で18ゴール9アシストの成績を残しており、それがソシエダ移籍に繋がった。ウマルにとっても1部で戦えることをアピールしたいところなのだが、昨季の大怪我でリズムが狂ってしまった。

ソシエダもウマルの得点力に賭けているはずだが、復活後初ゴールはいつになるのか。

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