今季のプレミアは過去最高の大混戦になる? スパーズの快進撃でとんでもないシーズンになる予感

トッテナムがここまでのスタートを切るとは予想外だったか photo/Getty Images

展開が読めない大混戦

今季のイングランド・プレミアリーグは、歴史的な大混戦となるかもしれない。

何より大きなサプライズがアンジェ・ポステコグルー率いるトッテナムだ。今夏にFWハリー・ケインを失ったトッテナムは苦しいシーズンになるかと思われたが、開幕から10試合で8勝2分と絶好調。トッテナムの快進撃も、プレミアの上位争いが混沌としている理由の1つだ。

その首位トッテナムを2ポイント差の勝ち点24で追うのは、昨季のリベンジを狙うアーセナルで、3位には勝ち点23で絶対王者マンチェスター・シティ、さらに欧州CLに参戦していないリヴァプールも勝ち点23と順調にポイントを稼いでいる。
プレミアリーグ公式はこの立ち上がりについて、「プレミアリーグの歴史の中でも、トップ4が第10節を終えた段階でこれほど多くのポイントを獲得したことはなく、2023-24シーズンは統計的にこれまでで最も質の高いタイトルレースとなっている」と取り上げている。

昨季の勢いそのままに、ウナイ・エメリの下で好調を維持する5位アストン・ヴィラ、昨季トップ4入りを果たした6位ニューカッスル、プレイスタイルでは1、2を争う注目度の7位ブライトンも上位争いを面白くしているクラブだ。

もちろん8位マンチェスター・ユナイテッド、11位チェルシーも戦力的には充実しており、一発勝負ならばマンCやアーセナルにも勝てるだけの力は備えている。

こうした展開の読めないところがプレミアの面白さだが、果たして頂点に立つのはどのクラブか。トップ4争いを含め、今季のプレミアはかなり激しいレースとなりそうだ。

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