町田のレジェンド、中島裕希がJ2富山へ移籍 41歳FWが故郷で新たな挑戦を決断  「これからは残る仲間たちが、ゼルビアの新しい歴史を紡ぎ、まだ誰も見たことのない最高の景色を見せてくれると信じています」

中島は町田から富山へ移籍(画像はイメージ) photo/Getty Images photo/Getty Images

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2016年から町田でプレイ

FC町田ゼルビアは21日、FW中島裕希(41)がJ2のカターレ富山へ完全移籍をすることを発表した。

富山第一高校卒業後、鹿島アントラーズ、ベガルタ仙台、モンテディオ山形を渡り歩き、2016年に町田に加入した中島。2024シーズンにはクラブ史上初のJ1リーグで得点も記録したが、2025シーズンは出場機会を得られなかった。

近年成長著しい町田の歴史を知り、長年クラブを支えてきた中島はレジェンドと呼ぶに相応しい選手だろう。そんな中島は大ベテランと言われる年齢だが、故郷の富山で新たな挑戦を決断した。
中島は10年過ごした町田への感謝をクラブの公式サイトにて綴った。

「たくさんの皆さまに支えていただいた10年間、このエンブレムを背負い、FC町田ゼルビアの選手としてプレイできたことを心から誇りに思います。本当にありがとうございました。環境や人が変わる中でも、『町田のために』という想いは一度も揺らぐことはありませんでした。ここまで全力でやりきったことに後悔は一切ありません」

「振り返ればクラブハウスもない人工芝での練習、洗濯も自分たちで行っていた時代から、2018年の『勝てば優勝』の最終戦、クラブハウス完成、J2優勝、J1での3位、ACL出場、そして、みんなで勝ち取った天皇杯優勝。このようにクラブが成長・発展していく過程に携われたこと、そして皆さまと共に歩んだ軌跡は、私にとってかけがえのない宝物です」

「また、天皇杯優勝の瞬間は、先人たちの想いとゼルビアの長年の努力が報われた、最高の瞬間でした。この最高の景色と、仲間と共に切磋琢磨した日々は、一生の大きな大きな財産です。これからは残る仲間たちが、ゼルビアの新しい歴史を紡ぎ、まだ誰も見たことのない最高の景色を見せてくれると信じています」

「最後になりますが、これまで支えてくださったファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、クラブスタッフ、選手、そしてゼルビアに関わる全ての皆さまに、心からの感謝を申し上げます。たくさんのご支援、ご声援、そして愛情を注いでくださり、本当にありがとうございました。私の大好きなゼルビアを、これからもどうぞよろしくお願いいたします。では、いってきます!」

また中島は富山のサイトにて意気込みも語っている。

「富山の皆さん!こんにちは!中島裕希です!生まれ育った富山のクラブでプレイする機会をいただき、心から感謝しています。地元・富山のために、これまでのキャリアで培ってきた経験を活かし、全身全霊で闘いたいと思います!皆さんと共に闘い、一緒に富山を盛り上げていきましょう!県総で、皆さんと喜びを分かち合える日を楽しみにしています。熱い応援をよろしくお願いします!」

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