フランス代表指揮官がW杯後にサウジの指揮官に? 2034年の自国開催に向け招聘を計画と報道

フランス代表を率いるディディエ・デジャン監督 Photo/Getty Images

続きを見る

W杯後に退任を表明

サウジアラビアは来年のワールドカップ後に、現在フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督を招聘する可能性があると『Sky Sports』の記者、サシャ・タボリエリ氏が報じた。

同氏によれば、サウジアラビアサッカーの関係者はデシャン監督を名将以上の存在と見なしており、彼の豊富な経験を活かして2034年自国開催のワールドカップに向け、代表チームを世界トップクラスと互角にまで渡り合えるレベルに上げる長期的な育成プランを計画しているとのこと。このプロジェクトは代表監督のみならず、デシャン監督にはハイレベルなコンサルタントとしての戦略的役割を託し、コーチの育成や若手選手の発掘、ユースチームとトップチームの連携など、サウジ国内のサッカーシステム全体の構築を担わせたいと考えているようだ。

また契約期間も綿密に計画されており、来年のワールドカップ終了後、デシャン監督に異例となる「8年契約」を提案する予定だという。デジャン監督は今年1月、来年のワールドカップを最後に14年率いたフランス代表の監督を退任することを表明しており、『Lequipe』が11月11日に報じた内容によれば、かつて代表で共闘したエンゴロ・カンテやカリム・ベンゼマが所属するアル・イテハドが同監督の招聘を画策しているとのことだった。
1998年の自国開催ワールドカップで主将を務め、優勝に貢献したデジャン監督はマルセイユやユヴェントスなどの指揮官を務め、2012年にフランス代表の指揮官に就任。2018年のロシアワールドカップ、20-21ネーションズリーグで優勝、前回のワールドカップではチームを準優勝に導いた。国際舞台で結果を残した同監督の招聘に「まだ何も確定していないが、関心は高く、プロジェクトは特に綿密に構成されている。サウジアラビアは単にビッグネームを探しているのではなく、構築者を探している」と伝えた。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.312 波乱の前半戦TOPICS

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ