「日本のシステムが韓国より100倍良い。なぜなら1人だけでは勝てないじゃないか」韓国で活動する英国人のコメンテーターが日本を好評

オランダらと同組のグループFに入った日本代表 photo/Getty Images

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A組はハチミツではない

イギリス国籍の放送人として韓国で活動するピーター・ヴィント氏が、来年のワールドカップを展望。韓国そして日本について自論を展開した。

韓国『Xportsnews』によれば、同氏は最近のYouTubeチャンネル『スタム』を通じて来年のワールドカップにて韓国代表が入ったグループAを厳しい組み合わせと言及。同組となったメキシコ、南アフリカ、そしてヨーロッパ予選プレーオフパスB(デンマーク、北マケドニア、チェコ、アイルランド)の勝利チームの抽選結果に、「グループAをハチミツ(楽なグループ)とは言えない。開催国3チームの中で1番難しいメキシコが入った。このグループの1位は100%メキシコ。圧倒的にメキシコだ」と述べ、続けて「南アフリカは研究すればするほど手強いチームだ。プレイオフから上がってくる欧州チームはデンマークが70~80%の確率と思われる。絶対に侮れない」と語り、韓国が事実上A組最下位になるというニュアンスを伝えた。

またピーター・ヴィント氏はかつて、韓国サッカーの選手育成システムに問題を提起し苦言を呈していたという。同氏は別のYouTubeチャンネルにて日本サッカーについて言及し「結局サッカーはチームスポーツだ。日本のシステムが(天才2~3人に依存する)韓国より100倍良い。なぜなら1人だけでは勝てないじゃないか」と日本を好評しており、それはソン・フンミンや、イ・ガンイン、キム・ミンジェなどヨーロッパのトップチームでプレイする実力のある選手たちは韓国にもっと多いが、日本が築き上げてきたシステムとこれを通じて輩出された数十名のヨーロッパ組が、今や日本をワールドカップ優勝争いのダークホースと位置づける源泉となっているという意味だと伝えていた。
今回の組み合わせでポット1の欧州、南米強豪と当たらなかった韓国。その代わりに開催国で標高約1500メートルの場所で試合が行われることとなったメキシコとの対戦。そもそも初戦の相手は欧州プレイオフ勝者で、準備までに時間が足りないことや、第3戦で対戦する南アフリカとはAマッチで1度も対戦経験が無いなど、よく良く考えれば決して楽なグループに入ったと思えないのは他者から見ても明確だろう。代表メンバーも上記で述べた3名や、ウルヴァーハンプトンのファン・ヒチャンなど欧州で活躍する選手もいるが、日本と比べて全体的な選手層は薄いイメージだ。実力だけで考えれば拮抗しているグループAだが、果たしてグループリーグを突破するのはどのチームなのだろうか。

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