DFとは思えない記録 ストーンズがドリブル成功率100%を記録 メッシに次ぐ多さ

圧巻のプレイを見せたストーンズ photo/Getty Images

決勝でも圧巻のプレイ

インテルとのCL決勝はロドリの決勝ゴールで1-0で勝利したマンチェスター・シティ。しかし堅いインテルの守備の前に、シティは今シーズンでも最も苦戦した試合だったとも言える。シュート数や枠内シュートの数はインテルが上回っており、チャンスの数もインテルの方が多い印象の試合だった。

MFケビン・デ・ブライネ負傷のアクシデントもあったが、一発勝負で決まる決勝で動きの固い選手が多いなか、圧倒的なパフォーマンスを見せたのがDFジョン・ストーンズだ。この試合はカイル・ウォーカーの代わりに右SBで守備時はスタートし、ボール保持の際は偽SBとして中盤でプレイした。しかし、この試合はサイドでうまく優位性を作れず、右ウィングのベルナルド・シウバが低い位置でプレイすることが多かったため、ストーンズはいつもより高い位置でプレイをした。

なかなかインテル相手に有効な攻撃ができないシティだったが、唯一可能性を感じたのはストーンズが多くボールに関わった時だった。データサイト『Opta』によると、この試合でストーンズは6回のドリブル全てを成功させ、成功率100%を記録した。CLファイナルで6回すべてのドリブル成功は、2015年のリオネル・メッシ(ユヴェントス戦で10回すべて成功)に次ぐ成功数の多さだ。
得点のロドリや最後まで1点を守り抜いたDF陣にも称賛を送りながらも、英『Daily Mail』もストーンズの活躍への称賛を惜しまない。今シーズンのシティのトレブルにはストーンズは欠かせない存在であったと言える。

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