お互いにリーグ戦4勝2分のミランとナポリ
現在、勝ち点14で並んでいるナポリ、アタランタ、ミランの3チーム。ミランは19日にナポリとの首位攻防戦を迎えるが、攻撃の中心であるFWラファエル・レオンを欠くことになる。
今回のサンプドリア戦も左ウイングで先発出場したレオンは、試合開始早々から得意のドリブルでチャンスを作り、FWジュニオール・メシアスの先制点を6分にアシスト。しかし、後半開始直後に試みたオーバーヘッドキックが相手DFの顔に当たってしまい、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場処分となってしまった。
その後ミランはサンプドリアに同点ゴールを許したものの、FWオリヴィエ・ジルーのPKで勝ち越しゴールを奪い、数的不利の状況の中1-2でなんとか勝利。先日のミラノダービーに続いてリーグ戦2連勝としたが、レオンの出場停止という大きな代償を払うことになってしまった。
伊『Gazzetta dello Sport』は、レオンの代役候補であるFWアンテ・レビッチとFWディボック・オリギがナポリ戦に出場できるかどうか怪しいことを伝えており、彼ら以外の代役を考察。MFブラヒム・ディアス、MFラデ・クルニッチ、MFアレクシス・サレマーカーズ、さらにはFWチャールズ・デ・ケテラエルの左ウイング起用も可能性としてあげている。
トップ下が主戦場のディアス、オールラウンダーのクルニッチ、右WGが本職のサレマーカーズはそれぞれ左WGでのプレイ経験があるが、特に同メディアはディアスについて深く言及。2020-21シーズンに奪った7ゴール中3ゴールが左WG起用時に記録されたことを伝えている。
また、デ・ケテラエルに関しては、右サイドでのプレイ経験こそあるものの、左サイドでのプレイに慣れていないことを指摘。彼の能力を考えれば理論的には可能だが、実現の可能性は最も低いだろうと推測している。
2020-21シーズンにディアスが左WGで起用された際は、トップ下にMFハカン・チャルハノールがいた。それも踏まえるとやはりベターなのは、トップ下にデ・ケテラエル、左WGにディアスという組み合わせだろうか。
対するナポリもチャンピオンズリーグのリヴァプール戦で負傷したFWヴィクター・オシムヘンが欠場する見込み。お互いに万全の状態での対戦が見たかったところだが、その穴をどう補うかがこの一戦の鍵となるだろう。