貴重な先制ゴールに加えビッグチャンスも創出 “百点満点”の久保建英がレアル・ソシエダに勝ち点3もたらす

レアル・ソシエダでゴールを決めた久保建英 photo/Getty images

素晴らしいゴールを決めた

日本代表久保建英が所属するレアル・ソシエダは15日、リーガ・エスパニョーラ開幕戦でカディスと対戦した。

今夏の移籍市場でラ・レアルにやってきた久保だが、さっそく先発での起用となった。システムは[4-3-1-2]となっており、アレクサンドル・イサクと前線で並ぶ形に。2トップの一角ではあるが、言ってしまえば前線でのフリーマンであり、久保が得意な役割だ。

昨季プレイしたマジョルカとの違いは久保への信頼度の高さだ。ラ・レアルでは前線でのフリーマンということもあって非常にボールが回ってくる。前半だけでタッチ数は38回であり、中盤のミケル・メリーノ、右サイドバックのアリツ・エルストンドに続くチーム3番目の多さを記録した。
すると24分、久保が大仕事をやってのける。中盤で味方がボールを奪うと、メリノが前線のスペースにボールを供給。久保はフリーで冷静にボールを収め逆足の右足でゴールネットを揺らした。味方の正確なパスと久保のゴールへの嗅覚が評価される得点であり、ラ・レアルが先制に成功している。

後半に入っても久保も勢いは衰えず、ブライス・メンデスとのワンツーから右サイドを攻略し、ゴール前にクロスを送る。得点とはならなかったが、動き出しからチャンスを生み出した。

久保は78分ベンチに下がることになったが、ラ・レアルとしてリーグ初先発、しかもゴールも決めており、百点満点の出来といっていいだろう。次節はバルセロナとのゲームが予定されており、古巣相手にもゴールを決めたい(データは『WhoScored.com』より)。

カディス 0-1 レアル・ソシエダ
[得点者]
24分 久保建英(レアル・ソシエダ)

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