ようやく安息の地を見つけたか 「チームメイトに解決策を示した」とスペイン紙から高評価を得た久保建英の“最適ポジション”

レアル・ソシエダで輝く久保建英 photo/Getty images

レアル・ソシエダの勝利に貢献した

ついに安息の地の見つけたか。レアル・マドリードからレアル・ソシエダへ移籍した久保建英のことだ。

スペインの名門バルセロナで育ち、Jリーグを経由して再びスペインへ飛んだ久保。選んだクラブはバルセロナに並ぶスペインの強豪レアルであり、そこではトップチームではなくマジョルカやビジャレアルといったローン先で経験を積んだ。

しかし19-20シーズンにマジョルカで残した4ゴール4アシストという数字を越えられず、スペイン3年目となった昨季はマジョルカで1ゴールと結果を残せないシーズンを過ごすことに。そこでスペイン4年目の夏に完全移籍を決断し、ラ・レアルに加わった。

プレシーズンマッチから積極的に起用されるなど上々のスタートを切っており、15日のリーガ・エスパニョーラ第1節カディス戦では見事先発を掴んだ。システムは[4-3-1-2]となっており、久保はアレクサンドル・イサクと最前線で並ぶことに。

日本代表やマジョルカなど久保はどのポジションで起用するのが最適なのか議論されていたが、イマノル・アルグアシル監督が答えを見つけたように思える。それはセカンドストライカーだ。バイタルエリアにポジションを取る前線のフリーマンとして役割を与えており、西『EL DIARIO VASCO』はカディス戦でのパフォーマンスについて「様々なポジションに顔を出し、チームメイトに解決策を示した」と高く評価している。一つのサイドにとどまらず複数の局面に関与できる場所が久保の理想的なポジションであり、マジョルカ時代には見られなかった輝きをリーグ初戦から放っている。

ラ・レアルは味方同士の距離感が近く、久保としてはプレイしやすかったか。短いパスをつないでリズムを作る久保としては最適な環境であり、何よりボールが集まる。久保の意図を理解してくれる味方が多く、後半にはブライス・メンデスとのワンツーから右サイドを攻略している。個でのドリブル突破は久保の課題とされていたが、連携が取れる味方がいれば攻撃の選択肢も増え、苦労することは減るはずだ。

シーズン前に「ゴールとアシストで20得点に絡みたい」と話していた久保だが、あながち的外れな目標ではないかもしれない。ラ・レアルでは危険な位置に侵入すれば味方からパスが供給され、チームメイトが効果的な動き出しを見せれば久保がキーパスを送る。すでに連携はすでに深まっており、これからさらに久保の考えがチームに浸透していくはずだ。

貴重な先制ゴールを決め、いきなりMOMに選出された久保。マジョルカ時代の苦労が嘘だったかのようにラ・レアルで躍動しており、チームとの相性の重要性を再確認することになった。最適なポジションでの起用、味方との距離感、連携と久保が活躍できる土台をアルグアシル監督は作り上げており、あとは久保が活躍するだけだ。

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