今季からプレミアリーグのブライトンでプレイする三笘薫。開幕戦は出番がなかったが、第2節ニューカッスル戦では終盤から左ウイングバックとしてピッチに投入され、チャンスを生み出した。とくにイングランド代表DFのキーラン・トリッピアーと対峙した場面では得意のドリブルでボックス内深い位置まで侵入し、ゴール前にクロスを供給している。初戦マンチェスター・ユナイテッド戦で2ゴールを挙げたパスカル・グロスが合わせたが、わずかに左に外れてしまった。
この活躍もあって地元紙『SussexLive』ではチーム最高点の9点を三笘に与えている。「エキサイティングな働きを見せ、得点またはアシストを記録するのは時間の問題」とイングランド初挑戦のサムライに大きな期待を寄せている。
そんな三笘へのインタビュー動画がブライトンの公式YouTubeチャンネルにて公開されている。
「冨安選手は去年からプレミアで活躍していて僕は刺激を受けていますし、自分もこのレベルで戦いという思いは以前からあった。(アーセナルと対戦することになれば)マッチアップすると思うし日本の皆さんには楽しんでほしい。もちろん勝負では勝ちたいと思っている」
その中でアーセナルに所属する冨安健洋について聞かれており、彼のパフォーマンスに刺激を受けてプレミアリーグ行きを心待ちにしていたようだ。実際に昨季はレンタル先のロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズで躍動しており、その活躍を認められ今季は保有元のブライトンでプレイしている。
対戦することになればワールドカップ・カタール大会明けのリーグ後半戦2023年1月1日の元日に行われる第18節だ。ブライトンのホーム開催であり、三笘が左ウイングバック、冨安が右サイドバックとしての出場になるだろう。冨安は怪我が心配されるが、直近のレスター戦では終盤にピッチに立ち、実戦復帰となっている。現状日本で最も突破力のあるドリブラーと、最も守備力のあるサイドバックの対戦であり、三笘のいうように注目度は高いはずだ。
昨季の冨安のように獲得後の注目度は高くなかったが、いざピッチに立てば英紙に大絶賛されるパフォーマンスを披露している三笘。初見ではイングランド代表DFも対応できておらず、次節ウェストハム戦での活躍にも期待したい。