リヴァプールの黄金時代はこれからも続く クロップ残留で10年越えの長期政権に

正式に契約延長が決まったクロップ監督 photo/Getty Images

2026年までの延長を正式発表

リヴァプールはユルゲン・クロップ監督との2026年までの契約を延長したことを発表した。プレミアリーグで低迷していた名門を蘇らせ、今季は4冠も狙えるチームへと成長させた。この強さはまだまだ続いていきそうだ。

クロップ監督は2015-16シーズンの途中、ブレンダン・ロジャーズ監督の後釜として就任した。同年にチームをUEFAヨーロッパリーグ決勝へと導くなど初年度から手腕を発揮。翌シーズンの夏にサディオ・マネ、2017-18シーズンには夏にモハメド・サラー、冬にフィルジル・ファン・ダイクと攻守のキーマンを補強し、その後はUEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグのタイトルを獲得するなど、世界的なクラブへと復活させた。

リヴァプールとの契約は2024年までとなっていたが、2年間の延長で2026年までとなった。彼がいることで現在の強さはさらに続いていくことだろう。クロップ本人の手腕ももちろんのこと、クロップの存在が既存選手の残留や新たな選手の獲得にも関わってくるはずだ。黄金時代を継続させるために、チームを率いる指揮官の残留が非常に大きい。

クロップ監督の後を継ぐ人物としては、ファンからも大きな期待をされているスティーブン・ジェラード監督がいる。昨シーズン、指揮官としてスコットランドで名声を挙げたリヴァプールのレジェンドは、今季途中からアストンヴィラへと就任し、プレミアリーグに帰還。着々と経験を積んでおり、2026年以降、クロップ監督が退団となれば、第一候補となってくるだろう。クロップの手腕や闘志を引き継ぐことができれば、さらなる黄金時代へと続いていく。

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